米財務省が4月15日に発表した2月の国際資本収支統計における米国債国別保有残高(MAJOR FOREIGN HOLDERS OF TREASURY SECURITIES)によると、日本は前月から減少させたが引き続きトップは維持していた。2位の中国は4か月連続での増加となっていた。

MAJOR FOREIGN HOLDERS OF TREASURY SECURITIES https://ticdata.treasury.gov/Publish/mfh.txt

 昨年3月に米長期金利は一時、0.3%台に低下したあとも、米長期金利は低迷していたが、8月に0.5%あたりまで低下したあと、じりじりと上昇基調に転じてきた。新型コロナウイルスのワクチン普及による景気回復への期待もあったが、米国株式市場がハイテク株などを主体に切り返してきたことから、リスク回避の反動のような動きとなって、今年に入っても米長期金利は上昇基調を維持させて、2月には1.4%台に上昇してきた。

 2月の海外投資家の米国債保有額は、7兆989億ドルと1月の7兆1196億ドルから185億ドル減少していた。米長期金利の上昇(米国債価格の下落)を受け、日本などがポジションを落としたためとみられる。

 あらためて国別の米国債保有残高を確認すると、2月の日本の米国債保有額は1兆2582億ドルとなり、前月比で185億ドルの減少となったが、引き続きトップは維持した。

 これに対して、2位の中国は1兆1042億ドルとなり、前月比で90億ドルの増加となった。前月比で増加したのは、昨年の11月以来4か月連続となった。2月も中国の外貨準備高はむしろ減少していたが、米国債保有額は増加していた。英国も208億ドル増加させていた。

 上位10か国の米国債保有額は下記の通り。

国、米国債保有額、前月比(単位、10億ドル)

日本(Japan)、1258.2、-18.5

中国(China, Mainland)、 1104.2、+9.0

英国(United Kingdom) 、459.5、+20.8

アイルランド(Ireland) 316.0 +2.4

ルクセンブルク(Luxembourg) 282.1 +0.7

ブラジル(Brazil)、259.0、-1.4

スイス(Switzerland)、257.8、3.8

ベルギー(Belgium)、236.7、-11.5

台湾(Taiwan)、234.5、-5.1

香港(Hong Kong)、225.0、1.1