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ダルビッシュが10年振りにシーズン16勝目を記録。日本人メジャーリーガー、シーズン最多勝利は?

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
今季16勝目を挙げたサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有(撮影:三尾圭)

 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有が、9月24日(日本時間25日)のコロラド・ロッキーズ戦に先発して、6回5安打8奪三振で2失点に抑え、今季16勝目を挙げた。

 ダルビッシュがシーズン16勝を記録したのは、メジャー移籍1年目だった2012年以来、10年振りのこと。テキサス・レンジャースに所属していた12年は、29試合に先発して、16勝9敗、防御率3.90、221奪三振だった。

 今季はここまで29先発で、16勝7敗、防御率3.05、191奪三振を記録。パドレスは10試合を残しており、中4日で先発をしていくと、ダルビッシュはあと2試合に先発できる。6連勝中、9月は5先発で防御率1.36と絶好調なダルビッシュには、メジャー自己最多勝更新の期待がかかる。

 短縮シーズンだった2020年には8勝を挙げて、日本人メジャーリーガー唯一となる最多勝のタイトルを手にしたこともあるダルビッシュだが、シーズン自己最多賞は16勝。

 日本人メジャーリーガーの20勝投手はまだ誕生しておらず、シーズン最多勝利は18勝。この数字を挙げたのは、2008年の松坂大輔(ボストン・レッドソックス)で、18勝3敗、防御率2.90の素晴らしい成績で、サイ・ヤング賞投票でも4位に入った。

 松坂の18勝に次ぐのは、シーズン16勝で、ダルビッシュを含め、5人の日本人投手が合計8度記録している。ダルビッシュは今季を含めて16勝が2度だが、野茂英雄は16勝を3度達成している。

日本人メジャーリーガー シーズン勝利数ランキング(表作成:三尾圭)
日本人メジャーリーガー シーズン勝利数ランキング(表作成:三尾圭)

2008年に日本人メジャーリーガーのシーズン最多勝利となる18勝を挙げたボストン・レッドソックスの松坂(撮影:三尾圭)
2008年に日本人メジャーリーガーのシーズン最多勝利となる18勝を挙げたボストン・レッドソックスの松坂(撮影:三尾圭)

 前述の通り、ダルビッシュは今季あと2試合の先発が濃厚なので、17勝で単独2位に浮上する可能性は高く、2試合両方で勝利投手になれれば松坂に並んでトップタイのチャンスも残している。

 また、今季はロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平がここまで14勝を挙げており、大谷もまた2先発を残している。大谷が2試合両方で勝利投手となれば、日本人7人目の16勝をクリアとなる。

 大谷の14勝は日本人メジャーリーガー12位タイで、15勝すると10位タイとなる。

 大谷が16勝に到達すれば28歳での達成となるが、日本人投手最年少での16勝以上は2012年のダルビッシュで26歳。松坂が18勝したのは、今年の大谷と同じ28歳のシーズンだった。

 今季のダルビッシュは36歳でシーズンを終えるが、16勝以上の最年長は2012年の黒田博樹の37歳である。

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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