アメリカ国内のテレビ視聴者数が1億人、視聴率は40%を超え、視聴占拠率は7割を超えるスーパーボウル。

 30秒間のテレビCM枠の平均価格が550万ドル(約5億7750万ドル)で、スタジアムでの観戦チケット代金が1枚2万ドル(約210万円)を超えることもあるアメリカの国民的お祭りだ。

 今年のスーパーボウルは2月7日(日本時間8日、月曜日の朝)に開催され、アメリカではCBSが全米生中継する。

 殿堂入り実況アナウンサーのジム・ナンツと、解説を担当するトニー・ロモのゴールデン・コンビが担当するが、解説者のロモがCBSから貰う年俸は1700万ドル(約17億8500万円)。日本野球界最高年俸の田中将大の年俸が9億円なので、解説者のロモは現役プロ野球最高年俸選手の2倍の年俸を手にしている。

 名門チーム、ダラス・カウボーイズのQBとして2003年から16年までプレーしたロモは、通算78勝49敗の成績を残したが、NFLの頂点に立つどころかスーパーボウルの舞台に1度も立てなかった。

 2016年シーズンを最後に現役を引退すると、すぐにCBSから解説者として声がかかり、テレビの世界に転身。解説者1年目から分かりやすい解説と親しみやすい人柄でお茶の間の人気者となった。

 QB出身らしくプレーが始まる前にディフェンスの陣形を見て、次のプレーを予想。驚異の的中率で視聴者を驚かせただけでなく、各プレーのキー・ポイントを的確に説明して、視聴者のアメフト理解力を上げてみせた。

 「視聴者の方々にプレーやゲームの重要性を伝えることが私の仕事です。そのためには、優れたストーリーテラーでいなくてはいけない。視聴者の興味を惹くための工夫をしています」と語るロモは、解説者1年目からトップの座に収まった。

 CBSとの当初の契約は3年で、今シーズンが始まる前に解説者ロモはフリーエージェントになった。

 ライバル局のESPNがロモを引き抜くのではという噂が業界内で流れ、CBSはロモに残留してもらうために最大限の誠意をみせた。それが年間1700万ドルという破格の大型年俸だった。

 ロモが2017年にCBSと結んだ3年契約は年間400万ドル(約4億2000万円)だったので、4倍以上の昇給を勝ち取った。

 ちなみにロモの頼れる相棒、ナンツの年収は500万ドル(約5億2500万円)と言われている。

今年のスーパーボウルの解説を担当するトニー・ロモ(左)と実況担当のジム・ナンツ(右)
今年のスーパーボウルの解説を担当するトニー・ロモ(左)と実況担当のジム・ナンツ(右)写真:Shutterstock/アフロ