『復帰』は本気? 53歳のマイク・タイソンが迫力満点なミット打ちを披露
ボクシングの元世界ヘビー級統一チャンピオンのマイク・タイソンが、ド迫力なミット打ちをする動画を自身のツイッターにアップした。
53歳のタイソンは『復帰』を目指してトレーニング中だと豪語。トレーニング映像を観ると、一撃必殺の強力パンチは健在で、とても50歳過ぎだとは思えない。タイソン自身も体調はすこぶる良いと『復帰』に自信をみせる。
タイソンはプロボクサーとして、世界王者への復帰を目指している訳ではなく、彼が言う『復帰』とはチャリティー・マッチを指す。
「ミット打ちで筋肉痛だ。リングに戻るためにハードな練習をしている。エキシビション・マッチで、3、4ラウンド戦える身体を取り戻せるように鍛えている。チャリティー・エキシビション・マッチでお金を集めて、俺のようにアル中のイカれた奴らやホームレスを助けたい」とラッパーのT.I.のインスタグラム・ライブに出演したタイソンは語っている。
「今は2時間ほど有酸素運動をして、軽めのウエイトを250、300回繰り返している。その後はボクシングの練習で、30分ほどミット打ちをするんだ。調子は上がってきて、コンビネーション・パンチも打てるようになってきた」
過去にはタイソンがWWEのリングに上がったり、K-1やPRIDEがタイソンの試合を組もうと何度も交渉をして、タイソンもK-1やPRIDEの会場を訪れたことが在るが、タイソンのエキシビション・マッチは日本の格闘技団体が舞台となる可能性もなくはない。
2018年の年末にはRIZINが無敗のボクシング5階級王者のフロイド・メイウェザーと那須川天心のエキシビション・マッチを実現させて世界を驚かせた。
そのメイウェザーは2017年夏にはUFCライト級王者(当時)のコナー・マクレガーとボクシングルールで対戦。この試合はUFCが共同開催者として名前を連ねたが、UFCのデイナ・ホワイト代表は元はボクシング業界の出身で、タイソンとも太いパイプを持っている。
コカイン所持で逮捕歴があり、大麻農園を営むタイソンの来日には高い障壁が残るが、どんな舞台であっても50歳のタイソンの『復帰戦』が世界中から大きな注目を集めることだけは間違いなさそうだ。