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ヤクルトの6年ぶりVに向け球団職員も一丸! 勝負の6連戦を前に「ファイトソング」でナインにエール

菊田康彦フリーランスライター
ヤクルトの練習中、神宮には球団職員からの「ファイトソング」が流れた(筆者撮影)

 2015年以来、6年ぶりのセ・リーグ優勝に向けて首位を走る東京ヤクルトスワローズ。そのナインに強力な“援軍”が現れた。

キヨシローにZARD、嵐の『ファイトソング』も

 3位・読売ジャイアンツ、2位・阪神タイガースを本拠地の神宮球場に迎えて行われる、まさに勝負の6連戦初日となった10月5日。ヤクルトのナインが試合前の練習を行うグラウンドで流れたのは、「チームスワローズ」の一員である球団職員がエールの意味を込めて選曲した「ファイトソング」の数々だった。

 野手のフリーバッティングに合わせ、スコアボードに映し出された「全力で闘う皆さんをどんな時も応燕(おうえん)してます。最高の景色を、私たちにも見せてください。 ヤクルト球団・フロントスタッフ一同」のメッセージと共に、まず神宮のスピーカーから鳴り響いたのは忌野清志郎の軽快なロックナンバー『JUMP』。

 さらに、かつてはヤクルトで2度の2ケタ勝利を挙げ、今季限りでBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスで現役を引退した村中恭兵の登場曲として使われていたこともある『Brave』(ナオト・インティライミ)に、『負けないで』(ZARD)、その名もズバリの『ファイトソング』(嵐)など、10曲あまりが大事な一戦に臨む選手たちを後押しした。

ヒーローの西浦直亨は「球団の方も後押しをしてくれてる」

 球団職員からのエールを受け取ったヤクルトナインは、この日は3回1死一、三塁からショートゴロを打った四番・村上宗隆が一塁にヘッドスライディングで飛び込み、併殺崩れで1点を先制。4回には2本のソロ本塁打で追加点を挙げると、先発の小川泰弘ら4人のリレーでリードを守り、3対2で巨人を下した。

「球団の方も後押しをしてくれてるなっていうのがすごい伝わりますし、僕たちは頑張るだけなので、はい。すごい良いと思います」

 4回に今季4号のソロ本塁打を放ち、9勝目を挙げた小川と共にヒーローインタビューでお立ち台に上がった西浦直亨は、職員たちから送られたエールについて、試合後にそう話している。これでヤクルトは巨人との差を6.5ゲームに広げ、横浜DeNAベイスターズに勝利した阪神とのゲーム差も「1」のままキープした。

 この「ファイトソング」は全部で36曲用意されており、7日までの巨人戦、そして8日からの阪神との3連戦でも、試合前の練習中に流される予定。また、オーディオストリーミングサービスのSpotifyでは「球団スタッフが選手に送る、ファイトソング!」としてプレイリストが公開されている。

フリーランスライター

静岡県出身。小学4年生の時にTVで観たヤクルト対巨人戦がきっかけで、ほとんど興味のなかった野球にハマり、翌年秋にワールドシリーズをTV観戦したのを機にメジャーリーグの虜に。大学卒業後、地方公務員、英会話講師などを経てフリーライターに転身した。07年からスポーツナビに不定期でMLBなどのコラムを寄稿。04~08年は『スカパーMLBライブ』、16~17年は『スポナビライブMLB』に出演した。著書に『燕軍戦記 スワローズ、14年ぶり優勝への軌跡』(カンゼン)。編集協力に『石川雅規のピッチングバイブル』(ベースボール・マガジン社)、『東京ヤクルトスワローズ語録集 燕之書』(セブン&アイ出版)。

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