プロ野球明日開幕! 石川雅規はセ・タイの「開幕戦6勝」に挑む~2020年ヤクルト注目の記録・その3

神宮球場近くのビルにも石川(右端)らヤクルトの主力選手の姿が(筆者撮影)

 ついに明日、プロ野球の2020年シーズンが開幕する。ここでは今季、東京ヤクルトスワローズの選手に期待される記録を3回に分けて紹介してきたが、最後は今年でプロ19年目の大ベテラン、石川雅規(40歳)ら投手の記録に焦点を当てる。

9回目の開幕投手は松岡弘と並ぶ球団タイ

 今シーズン、ヤクルトの投手に期待される節目の通算記録、いわゆるマイルストーンというのはほとんどない。石川は球団史上5人目の通算500試合登板まであと28試合だが、例年よりも20試合以上少ない今シーズンの日程では、フルに先発ローテーションで投げたとしても登板は20試合前後。達成は来年に持ち越しとなりそうだ。

 その石川は、明日の開幕戦に先発することが決まっている。天気が心配されるところではあるが、無事に開幕マウンドに上がれば3年ぶり9回目。これは前身の国鉄、サンケイ、アトムズ時代を含むヤクルトの球団史上、金田正一の10回に次いで、松岡弘と並ぶ2位の記録となる(プロ野球記録は元近鉄・鈴木啓示と巨人時代を含む金田の14回)。

 石川はこれまで8回の開幕戦先発で5勝を挙げていて、これは既に球団史上最多。今年も勝ち投手になれば、通算6勝で北別府学(元広島)が持つセ・リーグ記録に並ぶ。ちなみに40代での開幕投手は、プロ野球史上でも5人目だ。

通算ホールド球団3位の近藤一樹はHP3位も視野

 その他のマイルストーンとしては、連盟表彰の対象にはなっていないものの、近藤一樹(36歳)が通算100ホールドまであと「31」、そして100ホールドポイント(HP、ホールド+救援勝利)までは「19」。

 近藤は2018年には35ホールド、42HPで最優秀中継ぎ投手賞を受賞していて、このシーズン並みのペースでホールドを稼げば、100HPはもちろん100ホールド達成の可能性もある。もっとも、ホールドは相手にリードされている場面では記録されないため、チームの戦い方、そして近藤自身がどのように起用されるかがカギを握ることになる。

 なお、近藤はオリックス・バファローズ時代に1ホールド(1HP)を記録しており、2016年シーズン途中でヤクルトに移籍してからは通算68ホールド。これは球団歴代3位にランクされていて、あと33ホールドで押本健彦(通算101ホールド)に並んで2位に進出。ヤクルトでの通算80HPは4位で、こちらはあと6HPで3位の秋吉亮(現日本ハム)に並ぶ。

五十嵐亮太は救援登板球団新なるか?

 救援投手の記録で言えば、現在通算55セーブの石山泰稚(31歳)は、石井弘寿(現投手コーチ)と並ぶ球団歴代4位。今シーズン、誰が守護神として起用されるかはまだ明らかにされていないが、石山が1つでもセーブを挙げると単独4位ということになる。

 また、前出の石川と同学年で球団最年長の五十嵐亮太(41歳)は、昨年までのNPB通算822試合はすべてリリーフによる登板。これは岩瀬仁紀(元中日)の1001試合に次いで、NPB史上2位の救援登板となっている。

 このうちヤクルト在籍時の登板数は通算552試合で、これはリリーフとしては高津臣吾(現監督)の581試合に次いで球団歴代2位。昨年は10年ぶりのヤクルト復帰で45試合に投げたが、120試合制の今シーズン、30試合に救援登板すれば球団新記録となる。

(文中敬称略)

「2020年ヤクルト注目の記録・その1」はこちら

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