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レッドソックスがLAナイトクラブで優勝パーティを開催 そこで支払ったチップが凄すぎた!

菊地慶剛スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師
5年ぶりにワールドシリーズ王者に輝いたレッドソックス(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ドジャースを4勝1敗で下し、5年ぶりにワールドシリーズ王者に輝いたレッドソックス。日本でもチーム全員がシャンパンファイトに酔いしれる姿が報じられた。

 だがレッドソックスの祝賀はさらに続いていたようだ。米国のエンタメ専門サイト『TMZ』が報じたところでは、レッドソックスの面々はドジャー・スタジアムを離れた後、ロサンゼルス市内のナイトクラブに移動し、そこで豪華すぎる優勝パーティを開催していた。

 同サイトがナイトクラブに確認したところによれば、レッドソックスはそこで何と169本のシャンパンを注文。中には48本のドンペリ二ヨン、43本のアルマン・ド・ブリニャック、1本のルイ・ロデレール クリスタルなどの高級シャンパンも含まれていたという。

 もちろんシャンパンだけに留まらない。その他に11本のジェイムソン(アイリッシュ・ウィスキー)、17本のジャックダニエルズ、さらに本数は明確になっていないがドンフリオ(テキーラ)やベルヴェデーレ・ウォッカなども次々に注文していったようだ。

 結局このパーティでナイトクラブから請求された金額は、税金などを含め30万ドル(約3400万円)を超えていた。だがそれ以上にビックリしたのが、彼らが支払った金額だ。何と50万ドル(約5700万円)の小切手を置いていったという。つまり約20万ドル(約2300万円)のチップを支払った計算になるのだ。

 米国ではチップを支払う風習があるのはご存じだと思うが、レストランやクラブを利用した際のチップの相場は、請求金額の20%前後だといわれている。つまり今回のケースなら6万ドル(約680万円)前後のチップで十分なはずなのだが、何と3倍以上のチップを支払っていったのだ。ワールドシリーズを制覇した後で皆がお祝い気分になっていたとはいえ、何とも豪快な支払いだ。

 同サイトではナイトクラブから、小切手を手渡した人物も確認しているようだが、記事ではその名前を公開していない(もちろん選手とは限らない)。ちなみに今シーズンのレッドソックス選手の中で最高額の年俸を得ているのはデビッド・プライス投手の3000万ドル(約34億円)。彼らからすれば20万ドルのチップは決して払いすぎではないのだろう。

ちなみにチップは店の売り上げになるのではなく、ウエイターやウエイトレスが提供したサービスの対価として支払われるもので、彼らの間でシェアするのが一般的だ。この日店で働いていたスタッフたちはとんでもないボーナスを手にしたことだけは間違いなさそうだ。

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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