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NBAキングスがリーグ史上3人目の女性コーチを採用

菊地慶剛スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師
NBA史上3人目の女性コーチになったジェニー・ブーセック氏(キングス公式サイト)

 NBAキングスは現地21日、ジェニー・ブーセック氏を「アシスタント選手育成コーチ」に採用したと発表した。同チームの公式サイト上でも公式リリースを掲載している。

 ブーセック氏はこれまで2年間現役、18年間コーチとしてWNBAに携わってきた。直近では2015年から日本女子バスケット代表のエース、渡嘉敷来夢選手が在籍していたシアトル・ストームでヘッドコーチを務め、3シーズンの通算成績は41勝61敗だった。またキングスと同じサクラメントを本拠地とするモナークスでもヘッドコーチの経験を持つ。

 NBAが女性コーチを採用するのは、2014年にスパーズのアシスタントコーチに任命されたベッキー・ハモン氏、2015年にキングスのアシスタントコーチに就任したナンシー・リーバーマン氏に次いで3人目のこと。ちなみにリーバーマン氏は2015-16年シーズンのみで退任したが、ハモン氏は現在もコーチを務めている。

 

 

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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