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「自分も積極的に挑んで行きたい」。北川航也の背中を追うU-19代表の滝裕太。清水から世界を目指す。

河治良幸スポーツジャーナリスト
かつてクラブユースでしのぎを削った久保建英ともU-19代表で良き仲間でライバル。(写真:アフロスポーツ)

インドネシアで行われているAFC U-19選手権(U-19アジア選手権)で影山雅永監督が率いるヤングジャパンは北朝鮮に5−2、タイに3−1で連勝してグループリーグ首位通過を決めた。

3試合目ではこれまで出場機会のない選手にチャンスが回ってきそうだが、注目したいのが清水エスパルスの滝裕太だ。トップ昇格1年目の今季ここまでリーグ戦の出場はないが、世代屈指のテクニシャンとしてブレイクの機を狙っている。先日A代表ではユースの先輩である北川航也がデビューを果たした。

滝もまずはU-19代表で世界行き、アジア制覇に貢献し、クラブ、さらに来年のU-20W杯から飛躍していくことを目指している。

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■滝裕太(囲みインタビュー)

質問者:河治良幸

--すでに決勝トーナメント進出で3戦目でチャンスが回ってくる可能性が高いがどう準備をしていますか?

やっぱりもし自分が出るチャンスがあったら自分の特徴を存分に出して清水からも応援してくれる人がいるので、そういう人たちのためにも頑張らなきゃいけないと思います。

--いろんなことができると思うけど、自分のスペシャリティをどう考えていますか?

仕掛けることだったり叩いてどんどん前に行くというのは自分の特徴だと思うので、そういうのをどんどんイラク戦では出して行きたいです。

--これまで失点も多いけど得点が多くて、ライバルでもあるチームメイトが結果を出している中で刺激は?

そうですね。やっぱりみんな調子がいいので、点もたくさん取れてるだろうし、その中で自分も結果を残さないといけないですし、失点もしてるので攻撃をやりつつ守備も大事だと思うので、そこは球際だったりどんどん行きたいと思います。

--個人技もあるけれど、コンビネーションは練習の中でどのぐらいイメージできていますか?

サイドハーフの時はFWとの連携とかボランチとか、いい関係を作れていると思うので、ワンタッチとかで入れられたらチャンスですし、そういうのをどんどん積極的にやりたいです。

--影山監督が意欲はみんな持っているけど精度に課題があると言っていて、ただ滝選手としては最初の試合になるけれど、チームとしての課題を自分の中でどう整理して臨みたいですか?

思い切り自分はやるだけだと思うので、そこはどんどん積極的に行きたいです。失うものは何もないので。自分はどんどん仕掛けないといけないと思うので、そこは積極的に仕掛けて結果を残したいですね。

--相手の体が強いけど、もちろんクイックネスで抜けて行くプレーを強みにしながらコンタクトした時も当たり負けしない手応えは?

気持ちでは絶対に負けてないと思うので、そういう部分でどんどんコンタクトして、もし勝てなかったとしたらポジショニングでうまく頭で整理して考えながらやりたいです。

--当然1試合1試合に集中していると思うけど、清水ユースの先輩の北川航也選手がA代表で試合に出たことで刺激になって、自分も伸ばして行ってそういうところまで到達したい気持ちは?

身近にいい先輩というか目標があるので、あの大舞台に立っても動じないメンタルとか、自分の特徴を生かしてどんどん仕掛けたり、ラストパスとかも出せてたので、そういうところを自分は見習わないといけないと思うので、やっぱり航也くんみたいに自分も積極的に挑んで行きたいですね。やっぱり結果を大事にして頑張りたいです。

--このチームはオフザピッチも明るいけど、滝選手ばどの中でどういう存在ですか?

みんな学年に関係なく仲いいので、いじられることが多いですね自分は。別に嫌じゃないですし、コミュニケーションが取れているので、みんな楽しくやれていると思います。

--誰が特にいじってくるんですか?

いじってくるのは誰だろうなあ・・・斉藤光毅とか。ちょこちょこいしてるので(笑)。高2なのでちょこちょこして、結構ちょっかい出してくることが多いです。

--じゃあ本当に年齢や学年の上下関係なくという感じ?

はい。みんな仲良くできてると思います。

--期待してます。また試合の後で。

ありがとうございます。

スポーツジャーナリスト

タグマのウェブマガジン【サッカーの羅針盤】 https://www.targma.jp/kawaji/ を運営。 『エル・ゴラッソ』の創刊に携わり、現在は日本代表を担当。セガのサッカーゲーム『WCCF』選手カードデータを製作協力。著書は『ジャイアントキリングはキセキじゃない』(東邦出版)『勝負のスイッチ』(白夜書房)、『サッカーの見方が180度変わる データ進化論』(ソル・メディア)『解説者のコトバを知れば サッカーの観かたが解る』(内外出版社)など。プレー分析を軸にワールドサッカーの潮流を見守る。NHK『ミラクルボディー』の「スペイン代表 世界最強の”天才脳”」監修。

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