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ニール・ヤングが本気で作ったハイレゾ音楽プレイヤーPonoPlayerがKickstarterに登場

ジェイ・コウガミデジタル音楽ジャーナリスト

ロックミュージシャンのニール・ヤングが音楽の音質にこだわって制作した、高音質ポータブル音楽プレーヤー「PonoPlayer」のプレオーダーをKickstarterで開始しました。

PonoPlayerはAyre Acousticsとの共同制作で、操作はLCDタッチスクリーンと3つの物理ボタンで行います。128GBのメモリーを搭載し、1000ー2000曲のハイレゾ音源アルバムを入れて持ち運べます。音源はDRMフリーで、メモリー拡張用のメモリーカードが使用可能です。価格は399ドル。Kickstarterにおいてディスカウント価格でのプレオーダーが開始になります。PonoPlayerの販売はPonoMusic.comで今後行われます。

発表されたプレスリリースによれば、PonoPlayerは「最高の再現性によるスタジオマスター音源」が再生可能で、リスナーは「アーティストが意図した通りの音楽を体験できる」デバイスです。

PonoPlayerはニール・ヤングが考案した高音質配信を追求するプラットフォーム「PonoMusic」用のオーディオデバイスです。PonoMusicでは、PonoPlayerと、オンラインストア「PonoMusic.com」で構成されます。サービスではメジャーレコード会社から有名インディーズレーベルの音源まで、高音質音源を配信する予定です。

ニール・ヤングは2013年にアメリカのトーク番組でPonoのプロトタイプを披露しましたが、その後製品化は2014年まで後ろ倒しになりました。詳細な情報は以前多くありませんが、Computer AudiophileではPonoPlayerに関するプレスリリースがどこよりも早く掲載されました。

ソース

Neil young announces the launch of ponomusic(3/7 Computer Audiophile)

Neil Young's high-fidelity iPod competitor will cost $399(3/10 The Verge)

デジタル音楽ジャーナリスト

専門は「世界の音楽ビジネス、音楽業界xテクノロジー」の執筆・取材・リサーチ。音楽ビジネスメディア「All Digital Music」、音楽業界専門のマーケティング支援会社「Music Ally Japan」や、音楽ストリーミング・データ分析プラットフォーム「Chartmetric」日本事業展開も担当。グローバル音楽業界、レコード会社、ストリーミングサービスのビジネスモデル、トレンド分析、企業分析に関する記事執筆多数。

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