棚田と桜のコラボレーション 菊川市・せんがまちの棚田

水を張った棚田の脇で桜が満開に(筆者撮影)

棚田と桜のコラボレーション

菊川駅から北東へおよそ7キロ、菊川市上倉沢地区には3ヘクタールほどの棚田(山の斜面や谷間などの傾斜地に階段状に作られた水田)が広がっています。せんがまちの棚田といわれています。

棚田の周囲には桜が植えられていて、この時期は水を張った田んぼと桜のコラボレーションが楽しめます。

棚田は3ヘクタールほど広がっている(筆者撮影)
棚田は3ヘクタールほど広がっている(筆者撮影)
満開の桜と棚田筆者撮影
満開の桜と棚田筆者撮影

棚田は浄化装置

せんがまちの棚田は機械化できないなどの理由で一時すべてなくなる危機がありましたが、25年ほど前から地域振興のために復田をはじめたそうです。棚田を復元したことで、生態系がより豊かになったそうです。

静岡県の絶滅危惧種、ニホンアカガエルや

秋にはニホンアカガエルが元気に飛び回っていた(筆者撮影)
秋にはニホンアカガエルが元気に飛び回っていた(筆者撮影)

カワニナやしまどじょう、メダカなども生息しています。

しまどじょう(筆者撮影)
しまどじょう(筆者撮影)

棚田の一番上ではメダカなどは住めないそうですが、棚田をいくつも通ることでろ過されて水がきれいになるため、棚田の下の池や川には住むことができる環境になるそうです。

棚田は防災にも役立つ

棚田は防災にも役立つそうです。

山に降った雨の一部を一時的にためることができるため、川に一気に雨水が流れ込まず、洪水を防ぐ役割があります。また、日ごろから耕すことで水のしみこみがゆっくりになり、土砂崩れ防止や、田に水を張っているときには雨や風が直接土に当たらず、土が流れるのを防ぐことができるそうです。

棚田は機械を入れることができないなど、作業するのは大変だそうですが、地域を守ってくれる重要な場所となっています。