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石川 温の「スマホ業界新聞」

2022/01/29(vol.453)

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《目次》

1.料金値下げでauユーザーはどう動いたか

-----競争には一服感。次は5GによるDXにシフト

2.KDDIがDAZNをパックにした新料金プランを投入

------通信トラフィック増と解約抑止を狙う

3.アップルがiPhoneの売り上げ伸ばし過去最高業績を達成

-----日本でも1円バラ撒きで販売台数を伸ばすことができるか

4.今週のリリース&ニュース

5.編集後記

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1.料金値下げでauユーザーはどう動いたか

-----競争には一服感。次は5GによるDXにシフト

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今週、ICT総研が「日本の携帯電話料金が調査対象のなかで最安値」というデータを発表した。アメリカが20GBで7312円なのに対して、日本は2445円とオンライン専用プランの効果がはっきりとわかる結果となっている。

では菅政権による値下げ圧力によって、キャリアはどんな影響があったのか。

KDDIの高橋誠社長は「この第3四半期は非常によく頑張ってモメンタムを回復した。純減傾向だったものが純増基調に戻すことができた」と逆風をなんとか挽回しつつあるとしている。

「コスト重視のユーザーを中心に、auユーザーの約1割がpovoやUQ mobileの方に移行するかなと予想していたが、au応援割やiPhoneの販売などが奏功して1割に満たない感じとなった。多くの方にauにとどまっていただいた。

一方で、UQ mobileとpovoも順調に契約数を伸ばし、両ブランド合算で500数十万契約程度まで持ち上がっている。

UQ mobileは400万契約を突破して、povoも100万契約を超えている。UQ mobileからauに移行するユーザーも、前年と比べると約2.6倍になった。

au 5Gを契約されるユーザーは6割が無制限プランを選んでいる。

auとUQ mobileやpovoとの間の循環がうまく行き始めている。

解約率が若干上がっていることは事実だが、これはあまり深刻な事態だとは思っていない。auで、12月に他事業者との競争が激しくなったことが影響している。全体としてはモメンタムは回復してきている見立てだ」(高橋社長)と語る。

ただ、一方で、減収としては予想を上回る可能性が出てきたようだ。