Yahoo!ニュース

インスタ映えに強い2つの自撮りカメラスマホ登場

石川温ケータイ/スマホジャーナリスト
右側に2つ並んでいるのがカメラ。デュアルインカメラは今後のトレンドになるかも。

「インスタ映え」を追い求める人に頼もしいスマホが現れた。

台湾の新製品発表会でZenfone4 selfie Proを披露したジョニー会長
台湾の新製品発表会でZenfone4 selfie Proを披露したジョニー会長

台湾のスマホメーカー、ASUSは8月17日、スマホの内側にカメラを2つ搭載した新製品「Zenfone4 Selfie Pro」をグローバルに向けて発表した。

Zenfone4 Selfie Proはソニー製のセンサーを採用したカメラと、120度の広角撮影が可能なカメラという2つのカメラをスマホの内側に搭載した、最強のセルフィースマホといえるモデルだ。

ソニー製のセンサーを採用したカメラは4Kでの撮影が可能となっており、高画質で写真や動画を撮ることができる。もうひとつのカメラは広角撮影に対応し、例えば、複数人での集合写真をセルフィーで撮影したい時に、自撮り棒を使わなくても、きっちりと撮影できるのが特徴だ。

2つのカメラを搭載したことにより、背景をぼかして被写体を目立たせるポートレート撮影においても、不自然な感じが出ることなく、撮影することが可能だ。

また、最近はSNSで自撮り状態で動画を配信する人が増えているが、Zenfone4 Selfie Proではリアルタイムに顔を美しく加工をしつつ、Youtubeやフェイスブックなどに動画配信できるアプリも備わっている。

ソニー製のセンサーで4K動画の撮影も可能だ。
ソニー製のセンサーで4K動画の撮影も可能だ。

これまでも、内側にカメラを2つ搭載したスマホは、中国メーカーのOppoなどが販売していたが、台湾・ASUSからは初めての登場となる。現状、Zenfone4 Selfie Proの日本での発売はいまのところ未定だ。しかし、ASUSは日本において、SIMフリースマホの人気メーカーであるだけに、是非とも日本市場でも発売してほしいところだ。

ケータイ/スマホジャーナリスト

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『これからの5Gビジネス』(エムディーエムコーポレーション刊)がある。

石川 温の「スマホ業界新聞」

税込550円/月初月無料投稿頻度:週1回程度(不定期)

日々、発信されるスマートフォン関連のニュース。iPhoneにまつわる噂話から、続々と登場するAndroidスマートフォンの新製品情報。話題に事欠かないのがスマートフォン業界です。膨大なニュース記事があるなか、果たして、どの情報が重要で、今後を占う意味で重要になってくるのか。ケータイジャーナリスト・石川 温が独自の取材網を生かしたレポート記事を執筆。スマートフォン業界の「今」を伝えます。

※すでに購入済みの方はログインしてください。

※ご購入や初月無料の適用には条件がございます。購入についての注意事項を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。

石川温の最近の記事