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「100%人ではない」ラスベガスの住民が語ったUFO墜落&エイリアン目撃談に、米メディアは騒然!

飯塚真紀子在米ジャーナリスト
警官のカメラが捉えた落下する緑色の輝く光(丸の囲み内)。出典:8NEWS NOW

 「100%人ではない。大きな、輝く目をしている。(身長は)10フィート(約3メートル)近くある。エイリアンのようだ」

 5月1日深夜、ラスベガス警察は地元に住むある男性からそんな緊急通報を受けた。

 この緊急通報に先立つ、4月30日午後11時50分頃、ラスベガス警察のある警官のボディカメラは上空から落下する輝く緑色の物体を捉えていた。緊急通報をした男性もまた、その物体を目撃していた。

 このUFO墜落及びエイリアン目撃事件は、地元ラスベガスのテレビ局が最初に報じた後、米国の主要メディアを含む多くのメディアが報じている。

 上空から落下したという輝くUFOと地元の男性が目撃した「100%人ではない」という生き物はいったい何なのか? 

生々しいエイリアン目撃談を語るラスベガス在住の男性。

 エイリアンのような生き物を目撃して緊急通報した地元の男性は、YouTubeに「エイリアン・ソサエティー51」というハンドルネームで上の動画を投稿、「陰謀論ではない」、「信じてもらえるかどうかは人それぞれでしょう」と前置きしつつ、生々しい目撃談を語っている。4日前に投稿されたこの動画は、現時点で約63万人が視聴している。

 男性はブラザーと、5月1日の深夜、裏庭でトラックの修理をしていた。その時、空から、何かが落ちてくる音を聞いたという(男性は動画の中で、近所の家の防犯カメラが捉えたバーンという大きな衝撃音も紹介している)。

「振り返ると、空から大きな光が落下してくるのが見えた。その直後、大きな衝撃を感じ、バンという音がした。僕とブラザーは怖くなった。衝撃はショック・ウェイブのようだった。物体を見ようとしたが、ぼやけて見えた。僕の視覚ではなく、裏庭が(ぼやけていた)。それから、周囲でたくさんの足音が聞こえた。数秒後、ぼやけは消えた」

顔も目も口も大きい3メートルの細い生き物

 物体の落下後、男性は長身の生き物を目撃する。

「裏庭で目撃したのは、長身の生き物だった。たぶん、8〜10フィート(約2.4〜3メートル)。とても細かった。それで、父をよんだ。父も裏庭に行き、同じ生き物を見た。父は僕に家の中に入るようにと言った。僕も家族もビビっていた」

 男性は動揺する家族の様子も、動画の中で紹介している。

 それから、男性と彼のブラザーは、裏庭にツールを取りに行った。

「ブラザーが震えながら“フォークリフトの後ろを見て”と言うので、見た。僕はフォークリフトを前にし、エイリアンを見た。それは背が高く、痩せていた。緑がかったグレイの色をしており、彼の目を見ると、体が固まって動けなくなった。彼は奇妙な足をしていて、顔と目は大きく、口も大きかった。大きく深い呼吸をしていた。腹部が動いているのも見えた。彼はただ僕をじっと見て、その数秒後、僕はまた動くことができるようになった。家に走りこみ、緊急通報をした」

100%人ではない!

 以下は、男性が緊急通報を受けたディスパッチャー(通信指令員)と交わしたやりとりだ。

男性:8フィート(約2.4メートル)くらいある人がいる。もう1人も中にいる。大きな目をして、僕らを見ている。まだそこにいるんだ。

ディスパッチャー:家のどこにいるんですか?

男性:裏庭です。冗談じゃないと神に誓います。実際、とても気味が悪い。

ディスパッチャー:つまり、2人の人がいる。裏庭に2つの対象物がいるんですね?

男性:そうです。彼らはとても大きい。9フィート(約2.7メートル)、10フィート(約3メートル)。エイリアンのように見える。大きな目をしている。大きな口をしている。輝く目をしている。人ではない。100%人ではない。

 警察が来るまでの間、怖さから、男性とその家族は家の中に閉じこもっていたようだが、その間も、足音を耳にしたという。

「裏庭からは足音と囁く声が聞こえた。僕らは居間にいた。屋根から足音が聞こえた」

裏庭には完全な円形の跡

 その後、やってきた2名の警官に目撃したものを話すと、彼らも怖がったという。というのは、警官のパートナーの1人も空から落下するものを目撃していたからだ。そのため、警官は男性の話を信じ、裏庭に調査に行った。

「警官の1人が、裏庭の地面を指差しました。そこには完全な円形が描かれていました」

 男性は、落下した物体が残したと思われる円形の跡も、動画で紹介している。

 ちなみに、輝く緑色の光を目撃したのは、この男性や警官だけではない。アメリカ・メテオ・ソサエティーによると、カリフォルニア州東部、アリゾナ州、ネバダ州、ユタ州で、少なくとも21人の人々が、この日、輝く緑色の光を目撃したという。

ラスベガスの警官のボディカメラが捉えた、空から落下する緑色の輝く光。

目撃談動画に対する反応は様々

 男性がYouTubeに投稿した動画には様々なコメントがあがっている。

「警察が来るまで1時間あったのに、なぜ、写真や動画という証拠を撮らなかったのか?」

「この話を信じられないのは、彼が明らかに台本を読んでいることだ。こんな信じられないことが起きたら、台本はいらない。それに動画もないのか?」

と落下してきた物体やエイリアンのような生き物を映し出した動画がないことを疑問視し、男性の話を信じないとする声や、

「話してくれて、あなたは勇敢だわ」

「君を信じるよ」

「このような体験を話すのは難しい。荒々しいコメントも来るでしょうが、多くの人が投稿に感謝している」

と体験を投稿した男性の勇気を賞賛する声もあがっている。

 目撃したエイリアンの絵を描いてほしいという声もある。

 UFO関連のビッグニュースを報じてきたジャーナリストのジョージ・ナップ氏は、FOXニュースに対し、「この4週間、(エイリアンを目撃した)家族と複数回話をしたが、作り話のかけらも感じられなかった。しかし、実際何が起きたのかはわからない」と男性やその家族の話に信憑性を見出している。

 男性は第2弾のYouTube動画を投稿すると話しているが、果たしてどんなことが語られるのか?

在米ジャーナリスト

大分県生まれ。早稲田大学卒業。出版社にて編集記者を務めた後、渡米。ロサンゼルスを拠点に、政治、経済、社会、トレンドなどをテーマに、様々なメディアに寄稿している。ノーム・チョムスキー、ロバート・シラー、ジェームズ・ワトソン、ジャレド・ダイアモンド、エズラ・ヴォーゲル、ジム・ロジャーズなど多数の知識人にインタビュー。著書に『9・11の標的をつくった男 天才と差別ー建築家ミノル・ヤマサキの生涯』(講談社刊)、『そしてぼくは銃口を向けた」』、『銃弾の向こう側』、『ある日本人ゲイの告白』(草思社刊)、訳書に『封印された「放射能」の恐怖 フクシマ事故で何人がガンになるのか』(講談社 )がある。

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