1979年東京生まれ。東京大学経済学部卒、同大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。一般財団法人知的財産研究所特別研究員を経て、現在駿河台大学経済経営学部准教授。専攻は経営組織論、経営情報論。Debian公式開発者、GNUプロジェクトメンバ、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)理事。Open Knowledge Japan発起人。共著に『日本人が知らないウィキリークス』(洋泉社)、『ソフトウェアの匠』(日経BP社)、共訳書に『海賊のジレンマ』(フィルムアート社)がある。
記事一覧
- 見えない巨象としての Sci-Hub
誰もが知っていて、誰の目にも明らかにもかかわらず、誰も言及したくない、そんな学術界の見えざる巨象が、Sci-Hubだ。Sci-Hubの存在から我々が学べることはなんだろうか。
- 本気で匿名性を保つために留意すべきこと
匿名のような気がするのと、実際に匿名であるとの間には雲泥の差がある。Torのような匿名化技術を利用するのに加え、文章や振る舞いのレベルで我々が出来ることは何だろうか。
- ウェブで社会を動かす?
かつて、SNSが社会変革をもたらすのではないかと考えられていたことがあった。いまウェブが社会を動かすためには、どのようなことを考える必要があるのだろうか。
- インターネットからスプリンターネットへ
インターネットは単一で万国共通のもの、という常識は急速に過去のものとなりつつある。インターネットが分裂したスプリンターネットは、我々に何をもたらすのだろうか。
- Facebookとファクトチェックという難問
Facebook上でデマやフェイクニュースが横行していることはよく知られている。Facebookは様々な対策を試みているが、中には的外れなものもありそうだ。
- ベネズエラのネット検閲、日本のジャーナリズムの危機
最近話題のベネズエラにおけるネット検閲の現況から、日本の今後を考える。日本のジャーナリストや左翼の多くがネット検閲の危険に極めて鈍感なのは、今後重大な問題になると懸念される。
- 闘う図書館と情報の自由―ライブラリー・フリーダム・プロジェクト
図書館の社会的役割を考え直す時期に来ている。そもそも図書館とは何なのか、という問いを胸に、アメリカの図書館は利用者のセキュリティやプライバシー保護の最前線に立ち始めた。
- オンライン・プラットフォームを利用規約で手なずける
日々使っているオンライン・プラットフォームのサービス利用規約を読んだことがあるだろうか。今後個人情報やプライバシーを自衛する上で、利用規約が「主戦場」となる。
- 公開なくして公費なしーパブリック・マネー、パブリック・データ、パブリック・コード
納税者たる国民の税金で得られたデータ、書かれたコードを、なぜ広く国民が利用できないのだろうか。「公開なくして公費なし」を今後は打ち出していくべきではないか。
- 言論の自由とインターネットの中央集権化
最近ではヘイトスピーチのようなオンラインでの「悪い言論」を積極的に取り締まり、削除を求めていこうという流れが強まっているが、無自覚のまま相当危険な水域に入っているように思われてならない。
- やましくなければプライバシーは要らない? nothing to hideを巡って
根強い「nothing to hide」論の検討。
- 開始にあたりごあいさつ
開始にあたりひとこと。
- 前へ
- 1
- 次へ
1〜12件/12件