アメリカ合衆国の「日本情報」取得元をさぐる(2020年公開版)

↑ 大衆文化を知るためにはテレビが一番とのイメージがあるが。(写真:アフロ)

日本に在住する我々がアメリカ合衆国のことを、テレビや新聞、雑誌、インターネットなど多様な媒体で、あるいは実際に旅行したり、学校で習うことで知るように、アメリカ合衆国在住の人達もまた、日本の事を色々な媒体、機会を介して習得している。その実情を外務省が2020年3月に発表した「米国における対日世論調査」(※)の結果から確認する。

最新の2019年度調査の結果によれば、インターネット以外では一般人は37%が、有識者では57%の人がテレビで日本の情報を得ている。

↑ 日本についての知識および情報はどこから得ているのか(一般人、自由回答)(2019年度)
↑ 日本についての知識および情報はどこから得ているのか(一般人、自由回答)(2019年度)
↑ 日本についての知識および情報はどこから得ているのか(一般人、自由回答、インターネット関連)(2019年度)
↑ 日本についての知識および情報はどこから得ているのか(一般人、自由回答、インターネット関連)(2019年度)
↑ 日本についての知識および情報はどこから得ているのか(有識者、自由回答)(2019年度)
↑ 日本についての知識および情報はどこから得ているのか(有識者、自由回答)(2019年度)
↑ 日本についての知識および情報はどこから得ているのか(有識者、自由回答、インターネット関連)(2019年度)
↑ 日本についての知識および情報はどこから得ているのか(有識者、自由回答、インターネット関連)(2019年度)

一般人ではテレビ、雑誌・書籍、映画、友人・隣人、新聞の順で、学校教育などは少数派。インターネットに限ればウェブが最多回答で、動画配信サイトやSNSは低め。

他方有識者ではテレビが最多なのに違いは無いが、新聞や雑誌・書籍などの紙媒体による取得も多分におよび差異はさほど無い。権威ある紙媒体からの情報取得に積極的であるようすがうかがえる。

インターネット関連では一般人と似たような傾向ではあるが、メルマガの順位がブログより上なのが目に留まる。ソーシャルメディアの普及で廃れたような認識もあるメルマガだが、信ぴょう性の高い、権威あるものならば読むに値するとの認識が有識者の間では多分にあるのだろう。

一調査ですべてを断じるにはリスクが高いが、同時にさまざまな判断を下す材料として今調査が行われているのもまた事実。アメリカ合衆国だけに限らないが、日本の情報を公知し、認知度を高めるのならば、注目を集めている、あるいは多用されているメディアに対し積極的な姿勢を見せ、行動した方が効率はよい。効率の良し悪しを考えれば、そのような結果は容易に導き出せるはずだ。

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※米国における対日世論調査

直近分は外務省がハリス社に委託し、アメリカ合衆国内において電話により2019年11月に実施されたもので、有効回答数は一般人1015人(18歳以上)・有識者200人(政官財、学術、マスコミ、宗教、労働関係などで指導的立場にある人物)。過去の調査もほぼ同条件で実施されている。

(注)本文中のグラフや図表は特記事項の無い限り、記述されている資料からの引用、または資料を基に筆者が作成したものです。

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(注)グラフの体裁を整える、数字の動きを見やすくするためにグラフの軸の端の値をゼロではないプラスの値にした場合、注意をうながすためにその値を丸などで囲む場合があります。

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(注)グラフ中の「ppt」とは%ポイントを意味します。

(注)「(大)震災」は特記や詳細表記の無い限り、東日本大震災を意味します。

(注)今記事は【ガベージニュース】に掲載した記事に一部加筆・変更をしたものです。