いいことづくめの谷原秀人、3位決定戦でホールインワン達成!
ゴルフの世界選手権シリーズ、デル・マッチプレー選手権でベスト4へ進出した谷原秀人がホールインワンを達成した。
谷原は最終日の午前に行なわれた準決勝で世界ナンバー1のダスティン・ジョンソン(米国)を相手に大健闘の末、18番で1アップとされ、惜敗した。
午後はビル・ハース(米国)との3位決定戦に臨み、オールスクエアで迎えた7番(パー3、207Y)で谷原がホールインワン。
グリーンをヒットしたボールがカップに吸い寄せられるように転がっていくと、グリーンを取り囲んだ観衆が「ゲットイン!」「ゴーイン!」「入れ!入れ!」と声を上げながら見守った。
ボールがカップの中に沈んだ瞬間、観衆は万歳をしながら「ワー!」と一斉に歓喜の声。ティグラウンドから眺めていた谷原は「やった!」という具合に握った拳を上げ、バッグを担ぐ上村朋弘キャディと喜び合った。
グリーンへ向かって歩く谷原を観衆は拍手喝采で迎え、谷原も手を挙げながら笑顔で祝福の声に応えた。カップの中からボールを拾い上げると、その記念ボールをロープ際の観衆の中にそっと投げ入れた。
マッチプレーゆえ、7番は谷原もハースもまったくパットすることなく、谷原がこのホールを取って1アップへ。2人はそのまま8番へ進んでいった。
今大会で谷原は初日のマッチでマスターズ・チャンプのジョーダン・スピースを負かして大金星を挙げ、決勝トーナメントへ進出。そして、ベスト4進出を決めた時点で目指していた4月のマスターズの出場が確定した。そして最終日の準決勝では敗れたとはいえ、世界一のジョンソンを相手に善戦し、「厳しい戦いだった」と言わしめた。
そして3位決定戦ではホールインワン。
「今週はタニハラのためにある」という声がオースティンCCのあちらこちらで上がっている。