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Billyrrom、最新EP『noidleap』“妄想”と“飛躍”を現実へと引き寄せるポップアンセム

ふくりゅう音楽コンシェルジュ
photo by Billyrrom

●洗練されたサウンドへの進化が感じられる珠玉の楽曲集

もうそう理想飛躍させろ

夜な夜なThinking

別世界の話じゃないの

ひび割れる日々

僕と描こうよMy World

この世界が染まるまで

あなたと見てみたいの

この想いが届くまで

(「Noidleap」より抜粋)

Lyrics : Mol / Music & Arrange : Billyrrom

今夏、念願の『FUJI ROCK FESTIVAL '23』への出演を経験し、2023年、ライブハウスシーンで最も飛躍した6人組音楽集団、Billyrrom(ビリーロム)。立て続けにリリースしてきた配信シングルは、Spotify「RADAR: Early Noise」など、軒並み人気プレイリストにリストイン。ミュージックビデオも4作品連続で100万再生を突破中。映像作品のすべては、運命共同体である映像クリエイティブ集団YUKIKAZEの手によるものだ。YouTubeコメント欄に着目すれば、海外ファンからの書き込みも日に日に増えていることがわかる。

そんな、次世代へと進化し続けるサウンド=“トーキョー・トランジション・ソウル”を奏でるバンドが、満を持して2nd Digital EP『noidleap』を2023年9月20日にリリースした。J-WAVE「SONAR TRAX」にも選ばれ各所から注目を集める本作は、Billyrromによるメロウでスムースなグルーヴセンスと、熱いファンクなソウル。洗練されたサウンドへの進化が感じられる珠玉の楽曲集となった。EPタイトルの由来は、“妄想”と“飛躍”。彼らが生み出した、自らが指標とするイメージを掛け合わせた造語だ。

バンドにとってターニングポイントとなるEP『noidleap』。オープニングは、6thシングル「Mayday」から幕を上げる。明日を生きる人々へ向けたスペーシーな音の鍵。シンセポップなサウンドと伸びやかにソウルフルな歌声。耳が喜ぶギターカッティングと共に加速する高揚感。中盤、ビートのギアがチェンジし、リズムを溜めて解放するハイテンションなビートセンスも見事だ。

2曲目は、ツアー&EPタイトルであり新曲となる「noidleap」。想像した世界を実現し、成長することを自らの作品と重ね合わせたBillyrromによるアーティスト宣言となるナンバー。ネットの浸透によって過渡期を迎えたシステマチックなポップ・シーンへの挑戦状。それは、誰の真似でもない“Billyrromらしさ”へと突き進む。ミディアムに跳ねるシリアスなポップソングの完成だ。

3曲目は、ギタリストRinによるラップをフィーチャーした7thシングル「Flower Garden」。Rinによるラップは、モノローグとして苦悩を感じさせながらも、ときにMolのヴォイスが挟み込まれダイアローグとして呼応する。中盤以降、Rinの淡々としたラップへと火がエモーショナルに灯される。微熱を保ったままに、Molによる天使のような歌声は俯瞰の視点で優しく響き渡る。

EPを締めくくる4曲目に収録されたのは新曲「Eyes to the Mirror」だ。構造的には、「Flower Garden」がRinがMolへ向けた曲だとすれば、Mol作詞による本作は、その逆を感じさせる構成となったように思う。やわらかくも暖かく包み込むようなスローミュージック。心を覗き込むように溶け合うように、煌びやかなサウンドメイクが揺蕩うように心をスッと優しさを満たしてくれる。

●新たな潮流を巻き起こす、進化し続ける6人組音楽集団Billyrrom

ツアータイトルでありリード曲となった「noidleap」について、メンバー総意として届いた楽曲に込められた熱いメッセージを紹介しよう。

「"Billyrromの新たな一歩を示す マニフェスト"。セッションによって作り上げた、 Billyrromの最も純な部分が滲み出た楽曲であり、活動の中で自分たちに振り返る機会を与えてくれる一曲。 EPタイトルでもあるNoidleapとは、"noid"(妄想)と"leap"(飛躍)の意を組み合わせた造語であり、自分の望む世界を実現し、拡張していくという意思の表れである。」

Billyrromは、これまでライブハウス渋谷WWW(2022年12月17日)、そして渋谷WWWX(2023年2月25日)での2度のワンマン公演をソールドアウトさせている。そして、次なるステップとして東京・大阪で初のワンマンライブツアー『Billyrrom First One-Man Tour “noidleap”』を間近に控えている状況だ。ライブハウス・シーンに新たな潮流を巻き起こす、進化し続ける6人組音楽集団Billyrromを発見するのはアナタだ。

東京・大阪での初となるワンマンライブツアー開催決定!!

Billyrrom First One-Man Tour “noidleap”

10/27(金) 大阪:Umeda Shangri-La

OPEN19:00/START19:30

(問)キョードーインフォメーション 0570-200-888

https://kyodo-osaka.co.jp

11/2(木) 東京:LIQUIDROOM

OPEN18:30/START19:30

(問)HOT STUFF PROMOTION 050-5211-6077

https://www.red-hot.ne.jp/

これまで開催されたワンマンライブは全てソールドアウト。さらに名古屋では、TAIKING(Suchmos)との2マンライブも開催決定!!

JAILHOUSE presents「New Horizon vol.2」Supported by ZIP-FM

Billyrrom×TAIKING(Suchmos)

10/29(日) 名古屋:新栄シャングリラ

OPEN17:30/START18:00

(問)ジェイルハウス 052-936-6041

https://www.jailhouse.jp/

URL:https://eplus.jp/billyrrom/

Billyrrom Official Homepage: https://www.red-hot.ne.jp/sp/billyrrom

Twitter: https://twitter.com/billyrrom

Instagram: https://www.instagram.com/billyrrom

音楽コンシェルジュ

happy dragon.LLC 代表 / Yahoo!ニュース、Spotify、fm yokohama、J-WAVE、ビルボードジャパン、ROCKIN’ON JAPANなどで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)布袋寅泰、DREAMS COME TRUE、TM NETWORKのツアーパンフ執筆。SMAP公式タブロイド風新聞、『別冊カドカワ 布袋寅泰』、『小室哲哉ぴあ TM編&TK編、globe編』、『氷室京介ぴあ』、『ケツメイシぴあ』など

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