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THREE1989、驚異の10週連続配信&全国ツアー真っ最中!!!

ふくりゅう音楽コンシェルジュ
THREE1989 Photo by KEY CREW SOUNDS

●10週連続配信&全国ツアー真っ最中のTHREE1989

アーバンポップバンドTHREE1989(読み:スリー)が“Every Week is a Party”をテーマに、8月7日〜10月9日に渡って、定額制音楽ストリーミング・サービスで書き下ろし曲10 週連続リリースをしたことは事件だった。キャッチーかつダンサブル、世界的ムーヴメントになりつつある日本発シティーポップ・センスに、90’sセンスを掛け合わせ自分たちのサウンドとして突き進めたオリジナルな世界観。暑すぎた2019年の夏の記録たち。

“いま聴きたい!”、魔法めいたキラキラしたポップの輝きを永遠に閉じ込めた宝物のような10曲だ。

そんなTHREE1989が、2019年11月8日札幌 SPiCE を皮切りに、全国7都市でワンマン公演『THREE1989 LIVE TOUR 2019-Every Week is a Party-』を開催中。ツアー千秋楽となる12月17日の東京では、自身最大規模となる恵比寿 LIQUIDROOM にて実施。THREE1989のヴォーカリストShoheyに話を聞いてみた。

●THREE1989 独占インタビュー

――THREE1989のヴォーカリストShoheyさんといえば、Netflixで配信・フジテレビで放送されたリアリティショー『TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS』に出演されていました。テラハに参加したことで変わったことはありました?

Shohey:シェアハウスは毎日だれかと一緒だから、毎日それぞれのドラマを身近に感じれた事によって、卒業後も日々会った人達には今日までどんなドラマがあったのだろうかと興味を持つようになりました。それが作風にいい影響を与えているかもしれないですね。

――今回、ストリーミング・サービスで『Every Week is a Party』として、ファンとしては嬉しいけど無茶な企画、10週間連続リリースをやってみたいと思ったのはどうして? 無事、10週完走されてみてどんな心境ですか?

Shohey:現代のミュージック・シーン、Spotifyや Apple Music、LINE MUSIC、YouTube musicなど定額制音楽ストリーミング・サービスが普及したことによって、誰でも今すぐに音楽を発信できるようになりました。インディーズで活動する僕たちの強みは大手レーベルや大手事務所には無い自己判断で良いと感じた曲をリリースできる"スピード感"だと思いました。そんな強みを活かして、自由でみんなと距離感の近い音楽の素晴らしさを伝えたかったんです。もちろん、毎週リアルタイムで制作していたので大変でバタバタだったんですけど、やりきれたのでよかったです。

――現在ツアー中ですが、THREE1989にとってライブとはどんな空間ですか?

Shohey:音源は、それこそドライブやウォーキングまたはリラックスしたい時など日常で聴いてもらいたいと思って制作しました。なので、ライブでは“差”をつけたいのでドラムやコーラス、そしてベースをサポートに加え、DJで繋ぐという独自のスタイルをとっています。日本で唯一のバンドになったと思いますね。大事な時間を作ってくれて、ライブを観に来てくれたオーディエンスには発散、感動、情熱を与えられたら嬉しいです。

――11月8日からスタートした全国ツアー『THREE1989 LIVE TOUR 2019 Every Week is a Party』は、どんな内容になっているのでしょうか?

Shohey:全国を周るスタイルとしては、今回THREE1989+シンセベースの4人体制で臨みます。DJ DATCHを中心としたクラブ・スタイルでタイトル通り終始“踊れるパーティー”を目指していますね。12月17日の東京公演LIQUIDROOMは7人体制のフルバンドで臨みます。ファンの皆さんが住んでいる地域でのクラブ・スタイルと、東京でのフルバンド・スタイル。両方来ても楽しめる内容だと思います。ぜひ、遊びにきて欲しいです!!!

●10週連続リリースShoheyによる全曲解説セルフライナーノーツ

【week.1 「High Times 2020ver.」】2019年8月7日配信

 ライブでの"もうひと盛り上がり"が欲しいなと思っていた時期に4つ打ちアレンジにしたところ原曲とはまた違った盛り上がりを見せてくれた曲。2020ver.と銘打っているだけに、THREE1989の可能性がまた広がった一曲です。

【week.2 「遊覧飛行」】2019年8月14日配信

 2stepというビートジャンルをやってみたかったという衝動から出来た曲。実際、僕らが中学生時代に聴いていた曲はこのジャンルが多かったのでルーツとも言えますね。歌詞はビートとリンクさせ、そんな僕らが過ごした中学時代の甘酸っぱい恋模様を描いた青春ダンス・ソングです。

【week.3 「29 Blues」】2019年8月21日配信

 「29 Blues」の文字通り1989生まれの僕らは今年30歳を迎えます。安室奈美恵「Sweet 19 blues」にあるように19歳から20歳への葛藤は凄かった。そして29歳から30歳を迎える時。あの頃よりも大きな葛藤や焦燥感に駆られました。今の気持ちを残しておきたい、30代の自分達への背中を押す歌にしたい。同世代の応援歌となれば。20代キツかったって人達の20代へのレクイエムになれば、と思って書いた曲です。

【week.4 「Hotelジェリーフィッシュ」】2019年8月28日配信

 夏にシングルとして配信した「Part time summer」をMidas Hatchというオランダのビートメイカーと共作した際に作ったアナザー・ソングです。Midas Hatchの切なくどこか和風にも感じられたコード感が、日本的な夏の恋物語に聴こえたので“渚”というワードを中心に書いていった曲です。イーグルスのHotel Californiaみたいにホテルを題材にした曲が欲しかったんです。

【week.5 「morning bird」】2019年9月4日配信

 夏。スペインや台湾、そして日本全国を周っていていた際に各地で様々な種類の鳥達を見ました。僕は鳥が大好きなので“渡り鳥”を題材に曲を書いてみたかったんだけど、ここで実現しました。目に見える"しがらみ"なんて本当は無いんだよ? 君次第で渡り鳥のように自由に生きていけるんだよ? という裏テーマもあります。

【week.6 「夜の!ゴーストロック」】2019年9月11日配信

 ハロウィン・ソングが欲しかったんです。既にディスコ調やロック調のハロウィン・ソングは世の中に溢れていました。そこにDJ DATCHが制作途中だった"アフロビート"があって、あ、これだ。これがTHREE1989のハロウィン・ソングだと。そう感じて、ユーモア溢れる作品に仕上がりました。

【week.7 「抱擁」】2019年9月18日配信

 THREE1989のアルバムには必ずといっていい程バラードが入っています。また、THREE1989の良さのひとつはバラードだと思っています。そんな時、プリンスの「Eye Hate U」という曲を聴きインスパイアされた一曲です。サビ後半のメロディは、トラップミュージックのフロウから発想を得ました。

【week.8 「When I fall in love」】2019年9月25日配信

 Shimoが制作途中だったビートがあって。淡々と進んでいくエンドレスリピート出来そうなトラックでした。世間は秋になって。キンモクセイの香りが何処からともなく漂ってきたころ。ループするあの頃の誰かの記憶。キンモクセイというテーマとShimoのビートがリンクして完成した一曲ですね。

【week.9 「Pajama Disco」】2019年10月2日配信

 THREE1989の代名詞となっているDisco musicをモチーフとした作品。今回のツアー『Every week is a Party』のテーマソングを制作したく完成した一曲です。何も考えず、感じるままに踊って欲しい曲かな。

【week.10 「最後の I Love You」】2019年10月9日配信

 レニークラヴィッツ「It Ain't Over'til It's Over」からインスパイアされたトラックはハッピー感で漂っていました。最後は愛が全てだ! THREE1989の結婚式ソングは踊れてハッピーじゃなくちゃ! という事で“ひとりの女性を永遠に愛する一曲”が完成しました。将来的にはゼクシィのCMを狙っています。

THREE1989 プロフィール

Photo by KEY CREW SOUNDS
Photo by KEY CREW SOUNDS

西暦1989年生まれの3人で構成されたアーバンポップバンドTHREE1989(読み:スリー)

Shohey(Vo)の圧倒的な歌唱力と美声、Datch(DJ)が生み出す時にアッパーで時にディープなグルーヴ、Shimo(Key)の様々な楽器を使いこなす高いアビリティを駆使しパフォーマンスを行う。

1970~80年代のR&B、ジャズ、ロックなどに感銘を受けたメンバーが創り出す、現代的なサウンドの中に当時の懐かしさを感じる、ニューノスタルジックな楽曲が特徴。

THREE1989 LIVE TOUR 2019 Every Week is a Party

11/8(金)[札幌]SPiCE

OPEN 18:30 / START 19:00

11/22(金)[長野]CLUB JUNK BOX NAGANO

OPEN 18:30 / START 19:00

12/1(日)[福岡]ROOMS

OPEN 17:30 / START 18:00

12/6(金)[仙台]HooK

OPEN 18:30 / START 19:00

12/13(金)[大阪]Music Club JANUS

OPEN 18:30 / START 19:00

12/15(日)[名古屋]JAMMIN'

OEPN 17:30 / START 18:00

12/17(火)[東京]LIQUIDROOM

OPEN 18:00 / START 19:00

THREE1989 オフィシャルサイト

https://www.three1989.tokyo

音楽コンシェルジュ

happy dragon.LLC 代表 / Yahoo!ニュース、Spotify、fm yokohama、J-WAVE、ビルボードジャパン、ROCKIN’ON JAPANなどで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)布袋寅泰、DREAMS COME TRUE、TM NETWORKのツアーパンフ執筆。SMAP公式タブロイド風新聞、『別冊カドカワ 布袋寅泰』、『小室哲哉ぴあ TM編&TK編、globe編』、『氷室京介ぴあ』、『ケツメイシぴあ』など

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