突然のBOφWYマーク。群馬『上毛新聞』全面広告、高崎駅や水道橋駅限定でポスターが貼られたワケ

BOφWY 水道橋駅ポスター写真:提供 ユニバーサルミュージック

31年前に解散したロックバンドBOφWYのロゴ(空集合 / ※「BOOWY」の2つ目のOはストローク符号付きが正式表記)が、バンドの地元である群馬の『上毛新聞』の全面広告、そして高崎駅、最後のライヴが行われた東京ドームに近い水道橋駅に駅貼り広告が掲載された。

黒地のシンプルなポスターには“To all those who keep their dreams alive.”と記されていた。“自分の夢を生き続けているすべての人たちに。”というBOφWYらしいメッセージだ。

BOOWYポスター:提供 ユニバーサルミュージック
BOOWYポスター:提供 ユニバーサルミュージック

なぜ今BOφWYなのだろうか? 実は2019年6月12日、BOφWYが人気絶頂のまま行った最後のライヴ『LAST GIGS』が、完全盤ライヴアルバムとして装いも新たにリリースされたのだ。

リリースに合わせて開催された公式初となるBOφWY検定も大きな話題となった。超難問ながら、50問正解者が1,200名を超えるというSNSでの盛り上がりとなり、メンバー不在ながら、ファンは解散後も増え続けてきたことの証となった。

BOφWY検定:提供 ユニバーサルミュージック
BOφWY検定:提供 ユニバーサルミュージック

https://sp.universal-music.co.jp/quiz/boowy/html5/index.html

80年代を駆け抜け、今もなお音楽シーンに多大なる影響を与えるバンドBOφWY(氷室京介、布袋寅泰、松井恒松、高橋まこと)。1982年デビュー、たった6年間で新宿ロフトから渋谷公会堂、日本武道館、東京ドームへと駆け上がり、日本のロック史を塗り替えたレジェンダリーなバンドだ。しかし、そんな思いに反してか、まるでその後のメンバーそれぞれのソロでの活躍を予言するかのように当時、氷室京介は東京ドームで「まだまだ伝説になんかなんねーぞ!」と叫んだ。

あれから31年。ついに、BOφWYラスト2日間、それぞれのセットリストを新たにトラック・ダウンして完全コンプリート収録したライヴアルバム『LAST GIGS-THE ORIGINAL-』(完全限定盤スペシャルボックス / 4CD+トートバッグ他封入)がリリースされたのだ。

注目は、これまで一切おもてに出てこなかった『LAST GIGS-1988.04.04-』、1988年4月4日に演奏された音源の存在だ。実は、当時『LAST GIGS』は、画期的な試みとしてライヴ1ヶ月後にライヴアルバム『LAST GIGS』として店頭に並んだ。当日、会場に来れなかったファンに向けて1日でも早く届けたいと制作された作品だった。

ある種、ベスト選曲によるベスト盤であり、ライヴアルバムにもかかわらず100万枚を超えるセールスを記録した。本作でBOφWYは、第 3 回『日本ゴールドディスク大賞』(1989年)邦楽部門のアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞している。しかし、この時に収録された音源は1988年4月5日のものだった。

逸話がある。完成したばかりの東京ドーム。バンドの演奏クオリティーは完成の域に達していたが、会場の音響的には、試行錯誤でのステージだったという。1988年4月4日の公演初日、慣れない東京ドームでのライヴ後、BOφWYのメンバーは、より高い完成度を目指して、翌日の最後の最後となるライヴに向けて反省会と言う名のリハ、音の微調整を行ったのだ。明日、最後のステージを迎えるバンドなのに、だ。

そんなこともあってか、これまで『LAST GIGS』という名でリリースされてきたライヴアルバムの音源は1988年4月5日の演奏を使用されてきた。しかし、今回1988年4月4日に演奏された音源が31年を経て解禁された。

4人でしか鳴らせないメロディー、4人でしか鳴らせないビート。自分達であり続けることへのこだわり。5万人の会場、未知のフィールドへ立ち向かうバンドの姿。イヤーモニターやディレイタワーなど、現在のようにテクノロジーで音響をコントロールするシステムも無く、巨大LEDなど凝った演出もないシンプルなステージ。

しかし、そこで奏でられた高橋まことと松井恒松による疾走するプリミティヴなビート、氷室京介によるアグレッシヴなメロディーの輝き、布袋寅泰による自由自在に変化するサウンドのカラフルさ。まばゆい照明と溶け合うようにBOφWYのサウンドはオリジナルの鼓動によって全22曲を駆け抜けていく。ライヴアルバム=音源のみだからこそ、目の前に広がる自由な世界を感じられたのだ。世界に誇るべき、日本のロックバンドの勇姿(シルエット)だ。

これまで、1988年4月5日の音源では聴けなかった4日ならではのライヴでのアレンジやMC。聴き比べることで浮かび上がってくるライヴはなまもの、生き物であることの高揚感。31年間封印されてきたライヴ音源は、BOφWYの魅力を輝かせてくれる宝物だった。

LAST GIGS -THE ORIGINAL- [完全限定盤]:提供 ユニバーサルミュージック
LAST GIGS -THE ORIGINAL- [完全限定盤]:提供 ユニバーサルミュージック

※LAST GIGS-1988.04.04-[通常盤]、LAST GIGS-1988.04.05-[通常盤]もあり

BOφWY 公式サイト

https://www.universal-music.co.jp/boowy

http://www.boowy35th.com

http://sp.boowyhunt.com