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就活生の大半が気付かない「最も重要」な事。

秋元祥治やろまい代表取締役/武蔵野大学EMC教授/オカビズ

12月1日からの解禁を受けて、もう街を歩くとリクルートスーツの若者にあう事もおおい。

しかし就活生って、なんで活動を終えた4年生に「どうやったら内定取れますか?」って聞くのだろうね。あと、就活ノウハウ本とかを、結構読むんですよね。大学生協に行くと、「内定の取り方」的な学生向けの書籍が平積みだもの。

ただあれ、正直いって「アホちゃう?」とおもってるんです。

だって、採用を決めるのってその内定とった4年生でなくて、採用担当者だもの。

内定者が、合格のポイントとかって語っててもそれは本当かわかんないじゃないだろうか。 

だって、採用を決めるのはその4年生じゃなくて、採用担当者だもの。

スポーツでもゲームでも、大事なのはルールと判定する人。

僕だったら、いろんな会社の採用担当者や経営者とかに【どういう人取りたくて、そのための基準はなんで、そしてそれを明らかにするためにはどんな選考していて、そして、そこでは何を見て評価しているのか】って聞くけれど。合同企業説明会とか、OB訪問とかあるいはカジュアルな初期の面接とかならそういうの聞けるでしょ、人事との交流イベントととかでも。

もっと簡単な方法もある。

【新卒、採用、マニュアル、面接、方法】といったキーワードで検索したらいい。

よく考えてみれば、人事だってもともと採用についてや人事について学んできた人たちじゃない。

ある日、人事異動で「きみ、採用担当ね」とかって言われちゃったりする訳で。

もし自分だったらどうする?

ググって、そういうノウハウサイトを参考にするでしょうよ。

そして、採用のマニュアル本的なのを買って読むでしょうね。

はーい、というわけで逆の立場の視点を理解したら良いのではないか。

もちろん、これってわりとテクニック的な話で、本質的には あなたがイケてるか? が一番大事だと思いますけれど。

これって、「女の子にもてたい」って言ってる男子が、「どうやったら俺もてるかな』って男子の友達にしてるのと一緒におもえてなりません。女の子にもてたいなら、女の子に聞かなきゃ。

経営者からの事業相談でもそう。「この商品どうやったら、女子高生に売れます?』って聞かれても。。。

もちろんトレンドの動向とか事例ははなせても、でもぼくは女子高生じゃないから本当のところはわかんない。だから伝えるのです「女子高生に実際聞いてみましょうよ」って。

ビジネスとかマーケティング的に言えば、相手のニーズを理解し、そのニーズを満たすサービス・商品を市場投入するって話。

まとめ

スポーツでも就職活動でも、ルールを的確に理解することが大切。

人事だって、専門教育を受けてきた訳でなく、突然役割を与えられて担ったりする。

「採用基準」や採用の手法は、ネット検索や書籍を読んでで知ったら良いと思う。

ただ、もちろん最終的な合否はあなた次第。

顧客のニーズや考えを理解して、そこにどう提案していくかは就活も恋愛も事業も一緒。

ではでは。

やろまい代表取締役/武蔵野大学EMC教授/オカビズ

01年より、人材をテーマにした地域活性に取り組むG-netを創業し03年法人化。現在理事。13年オカビズセンター長に就任。開設9年で約3300社・2万2千件超の来訪相談が押し寄せ、相談は1ヶ月待ちに。お金をかけずに売上がアップすると評判で「行列のできる中小企業相談所」と呼ばれている。2022年より武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授に就任。内閣府・女性のチャレンジ支援賞、ものづくり日本大賞優秀賞、ニッポン新事業創出大賞・支援部門特別賞ほか。内閣府「地域活性化伝道師」等、公職も。著作「20代に伝えたい50のこと」、KBS京都「KyobizX」・ZIP-FM「ハイモニ」コーナーレギュラーも。

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