【LGBTの基礎知識編】みなさんの身近にもいる「LGBT」や、「性的少数者」ことが早わかり!

みなさんの身近にもいる「LGBT」や、「性的少数者」のことご存知ですか?

LGBTのなかには周囲や社会の偏見や無理解によって、自分の存在を上手く伝えられず、苦しんでいる人たちもいます。

「いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」が実施した「LGBT学校生活実態調査」では、日本のLGBTの約7割が学校でいじめられた経験があり、3割が自殺企図の経験があると判明しました。

LGBTの人たちが嫌がる言動には、誰もが嫌がる言動も含まれています。みんなが学びやすい環境・働きやすい職場作りを目指して、「LGBT」や、「性的少数者」について、知ることからはじめてみましょう。

LGBTの基礎知識

LGBTは、L(レズビアン)、G(ゲイ)、B(バイセクシュアル)、T(トランスジェンダー)の頭文字をとって並べた言葉です。

L レズビアン(女性同性愛者):女性を恋愛や性愛の対象とする女性

G ゲイ(男性同性愛者):男性を恋愛や性愛の対象とする男性

B バイセクシュアル(両性愛者):男女どちらにも恋愛や性愛の対象が向く人

LGBTと並んでいるアルファベットの最初の3文字は、「恋愛や性愛の対象とする相手の性別」(性的指向)に関するマイノリティを表しています。

T トランスジェンダー(性別越境者):出生時に応じて割り振られたジェンダーと、自らのアイデンティティが一致しない人の総称。いわゆる身体の性別と心の性別が一致せず違和感を持つこと。

LGBTという単語の、最後の1文字は「自分の性別をどう捉えているか」に関するマイノリティを表しています。

「身体の性別と心の性別が一致しない」というと、性同一性障害という言葉が思い浮かんだ方もいるかもしれません。性同一性障害は、トランスジェンダーのなかでも、「医療を必要とする人たち」を指した医学的な概念になります。

LGBTの置かれている現状

宝塚大学の日高庸晴氏らによる調査では、同性愛/両性愛の男性の場合には、約半数が「ホモ」「オカマ」などといじめられた経験を持ち、65%が自殺を考えたことがあり、15%が実際に自殺未遂を経験していることが指摘されています。

性的少数者は人口の約3~5パーセントほど存在するといわれています。当事者の子どもの多くは思春期にかけて同性が好きであることを自覚し、メンタルヘルス上の危機を抱えやすくなります。しかし子どもたちの声は、大人たちの知識不足や間違った思い込みから適切に受け止められないことが多いのです。教師や親も、適切な情報がないためにどう対応してよいかわからないし、叱責したり、かえって当事者を追い詰めるよう振る舞ったりする場合も多くあります。このように、どこにも相談できないことで不登校、抑うつ、自傷、家出、自殺念慮、自殺企図など、様々なリスクに高率に曝されていくことが考えられます。

LGBTへの配慮

LGBTへの配慮について取り組みの一例です。みなさんの身近なところから「第一歩」を踏み出してみませんか。

―差別的な呼び方(ホモ・オカマ・レズ・オネエ)に注意しましょう。

あなたの一言でLGBT当事者の心に大きな傷跡を残す可能性があります。冗談であってもこのような表現は慎みましょう。

―いわゆる「ホモネタ」(LGBTをネタとした冗談やからかい)はやめましょう。

・おまえの仕草はオカマっぽいな

・結婚してないのはホモだからか

・女同士で仲良くしておまえらはレズか

など、誰もが不快に思うような言動に気を付けましょう。

―性の多様性に関する肯定的なメッセージを伝えてください

「いろんな人がいていい」という肯定的なメッセージを常に添えて、いざとなったら相談できる人がいるサインを出しましょう。

―保健室、図書館などにポスターやチラシを置いてください

周囲に対して正確な知識を共有し、真面目な話題として取り上げやすくなります。また、面と向かってカミングアウトができない人たちにも「ここは安全な場所だ」というメッセージを伝えることができます。

■詳細については下記の記事もご覧ください。

LGBTの子どもも安心できる学校づくりへ。『LGBT学校生活実態調査2013』レポートを作成。