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児童養護施設から進学を目指す子どもたちが夢を語る!スピーチコンテスト『カナエール』を開催!!

明智カイト『NPO法人 市民アドボカシー連盟』代表理事

ドラマ『明日、ママがいない。』で話題を呼んだ児童養護施設。

その児童養護施設から、進学を目指す子どもたちが、夢を語るスピーチコンテスト『カナエール』を東京・横浜・福岡の3拠点で開催します。逆境を乗り越え、挑戦する彼らに会いに、彼らのスピーチを聴きに、会場へ来て下さい。

児童養護施設で育つ子どもたちの自立を支えるために

児童養護施設で育つ子どもの数は全国で約3万人。頼れる親も大人もいない中、夢をもち、進学を目指す子どもはほんの一握りです。大学や専門学校への進学率は、一般の全国平均75%に対し、わずか20%。中退率は全国平均の3倍、30%にもなります。親を頼れない子どもたちは、学費と生活費を全て用意しなければならず、働きながら学び続ける生活に、心身ともに疲れ切ってしまうのです。

カナエールは、彼らの進学から卒業までをサポートする奨学金支援プログラムです。スピーチコンテストへの出場が、奨学金(一時金30万円、卒業まで月々3万円)の給付条件となります。児童養護施設の子どもたちの自立支援を行うNPO法人ブリッジフォースマイル/カナエール実行委員会が主催するカナエールは、2011年にスタートし、今年で4回目の開催を迎えます。昨年までは、東京のみの開催でしたが、今年は東京に加え、横浜、福岡と3拠点での開催を実現することができました。

カナエールは、奨学金を提供するだけのプログラムではありません。奨学金の支給だけでは、本当のサポートになりません。出場者である25人(東京10名、横浜10名、福岡5名)の児童養護施設の若者には、スピーチコンテストまでの120日間、1人に3人の社会人ボランティアがつきます。エンパワチームと呼ばれる3人の大人が彼らに伴走しながら、チームビルディングのための合宿、スピーチ原稿作成、映像制作、本番までのスピーチトレーニングを行います。スピーチを一緒に創り上げる仲間の存在を感じること、数百人の観客の前で、夢を語るという大きなチャレンジを乗り越えることで、自己肯定感、進学と夢への意欲を高めます。

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児童養護施設で育ち、親を頼れない若者たちの「進学」という挑戦。

なぜ、彼らは進学を決心したのか、その先に彼らがみている夢は何なのか。

出場者が、120日間をかけて創り上げるスピーチを、聴きに来てください。

彼らに会いに来て下さい。観客席に座るあなたの存在が、彼らの力になります。

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カナエール夢スピーチコンテスト2014 開催情報

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  • 東京会場:2014年6月29日(日)13:30〜17:00

日経ホール(千代田区大手町1−3−7)

  • 横浜会場:2014年7月6日(日)13:30〜17:00

横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1−6)

  • 福岡会場:2014年7月6日(日)13:00〜16:00

レソラNTT 夢天神ホール(福岡市中央区天神2−5−55)

■チケットお申し込み方法

東京・横浜・福岡会場とも、インターネットサイトより、お申し込み下さい。

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●執筆協力

NPO法人ブリッジフォースマイル

NPO法人ブリッジフォースマイルは、児童養護施設から社会に巣立つ子どもたちが、未来への希望を持って生きられるよう支援する活動を、持続的かつ発展的に行っています。

『NPO法人 市民アドボカシー連盟』代表理事

定期的な勉強会の開催などを通して市民セクターのロビイングへの参加促進、ロビイストの認知拡大と地位向上、アドボカシーの体系化を目指して活動している。「いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」を立ち上げて、「いじめ対策」「自殺対策」などのロビー活動を行ってきた。著書に『誰でもできるロビイング入門 社会を変える技術』(光文社新書)。日本政策学校の講師、NPO法人「ストップいじめ!ナビ」メンバー、などを務めている。

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