「チェコの選手をさらに獲得しようと思ってくれるかも」巨人育成フルプ、戸郷打って実力示す
侍ジャパンと9、10日に強化試合を行うチェコ代表メンバーで巨人の育成選手のマレク・フルプ外野手(25)が8日、バンテリンDで全体練習に参加。対戦する可能性のあるチームメートの戸郷翔征投手(24)を攻略して、チェコの実力を示すことを誓った。 観客のいない左翼席に、力強いアーチを何本もかけた。侍ジャパンとの対決を前に気持ちの高ぶりを隠せなかった“チェコのジャッジ”は「戸郷投手との対決が楽しみです。同じチーム(巨人)だと対戦する機会がないですから。打席で球を見てみたいです。仲間も自分もコンディションは上々です」と目を輝かせた。 侍ジャパンのエース格である戸郷から安打や本塁打を放つことができれば、未来が開ける。「結果を出せば、自分の自信になる。自分の結果次第では、日本の球団がチェコの選手をさらに獲得しようと思ってくれるかもしれません」。チェコ出身選手がNPBでプレーするのは異例だが、この強化試合をきっかけに、フルプに続く選手が出現するかもしれない。強烈な使命感も胸に、侍ジャパンに立ち向かう。(阿見 俊輔)
報知新聞社