大谷翔平が発言「世界一をあと9回」その“本当の意味”…じつはドジャース編成が見抜いていた「ヤンキースは守備崩壊する」チームメイトが酷評のウラ側
「はっきり言って、ヤンキースは僕らと同じ土俵に立つべきじゃなかったね。怠慢プレーばかりだった」 【変わりすぎ写真】「ふ、ふとい…」シャンパンをかける大谷の腕が“まるでハルク”。ガリガリだったエンゼルス23歳時と見比べ…ドジャース同僚に愛される大谷翔平、ヤンキース守備崩壊の瞬間もすべて見る 名門同士の最高のマッチアップといわれ大きな注目を集めたワールドシリーズ。だがドジャースのベテラン救援投手ジョー・ケリーがそう言ってヤンキースを酷評したのは、シリーズ終了から5日後のことだった。米人気野球ポッドキャスト「Baseball Isn’t boring(野球は退屈じゃない)」にゲスト出演し、ワールドシリーズを振り返る話題で盛り上がると、ヤンキースに対する罵詈雑言が次々と出てきた。
ケリーが酷評「本音のヤンキース評」
「もし僕らがポストシーズンに進出したチームのランキングを作ったとしたら、ヤンキースは12チーム中で8位か9位くらいだ。パドレスより下だし、フィリーズよりも下だし、メッツよりも下。ワイルドカードシリーズでパドレスに敗れたブレーブスは不運だった。レギュラーシーズンの最終日に悪天候で振替になったダブルヘッダーの試合をやって、その翌日からポストシーズンに突入したんだからね。リーグ優勝決定シリーズでヤンキースに負けたガーディアンズはクソだったけど、全体的にはヤンキースより守備も戦いぶりも優れていた」 さらにドジャースは、ワールドシリーズが始まる前からヤンキースとの対戦に自信満々だったと明かし、こう語った。 「スカウトからの事前レクチャーで、ヤンキース相手にはボールをフィールド内に転がしさえすれば、守備でミスをしてくれると言っていた。彼らはまともに打球処理もできない。ショウヘイが二塁打を打ったら、グレイバーが雑なプレーをして三塁打になったことがあったよね。あれ一つとっても明白。みんな知ってる。あらゆることを細部まで熟知しているのがドジャースなのさ」 ケリーが言及した大谷のプレーとは、ワールドシリーズ第1戦のことだ。
守備崩壊の内幕「ショウヘイの二塁打で…」
ドジャースが1点を追う8回1死走者なしで大谷がライトフェンス直撃の大きな当たりを放ち、一気に二塁まで駆け抜けた。ヤンキースの右翼手フアン・ソトから内野へ素早く返球されたが、二塁手グレイバー・トーレスがワンバウンドした球をグラブの先にぶつけて捕り損ない、球が地面に大きくバウンドして内野の芝に転がり、大谷が走って三塁へ滑り込み楽々セーフ。次のムーキー・ベッツがセンターへ大きな犠飛を放ち、大谷は同点のホームを踏んだ。 ドジャースのアグレッシブな走塁が目立つシリーズだった。右足首のねんざを抱えたままプレーしたフレディ・フリーマンも、足の負傷を感じさせないほど積極的に走っていた。第1戦の1回にレフトへ大きな当たりを放って必死で走り、いきなり三塁打にしたと思えば、第3戦の5回先頭では三塁ゴロの間に一塁ベースまで激走、ヤンキースの三塁手ジャズ・チザムの捕球エラーでセーフとなった。第4戦では2点を追う5回1死一、三塁で二塁ゴロの間に、際どいタイミングで一塁ベースを踏んで塁審から最初はアウトの判定を受けたが、ビデオ判定でそれが覆りセーフとなって追加点につなげた。ブレーブス時代の2021年から続くワールドシリーズ6試合連続本塁打をマークし第1戦では延長10回に逆転サヨナラ満塁弾を放つなど一発での活躍が目立ったフリーマンだったが、それと同じくらい走塁も光っていた。 ヤンキースの守備崩壊を目の当たりにしたのは第5戦の5回だった。 ドジャースが5点を追う無死一塁で、7番トミー・エドマンのライナー性のほぼ正面だったセンターフライをアーロン・ジャッジがグラブの先にぶつけて落球し無死一、二塁とすると、8番ウィル・スミスが三遊間に内野ゴロを打ち、ヤンキースの遊撃手アンソニー・ボルピが捕球して三塁に投げたが送球エラーで無死満塁。次のギャビン・ラックスと大谷は2者連続三振に倒れたが、2死満塁で2番ベッツが一塁へボテボテのゴロを放ち、マウンドにいたゲリット・コール投手が一塁ベースカバーに入らなかったため内野安打となって走者1人が生還。3番フリーマンの中前打で2点を追加し、4番テオスカー・ヘルナンデスがセンター越えの2点適時二塁打を放ちあっという間に同点に追いついた。
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