【新NISA】株価暴落で覚えておきたい投資家マインド3選
8月は、日経平均やS&P500など、様々な株価が急落しています。 7月末時点で3万9000円台だった日経平均株価は、8月5日に3万1000円台にまで下落しました。 ◆【チャート】日経225・S&P500・ドル円 そのため、新NISAで投資を始めた人の中には、急激な値下がりに耐えられずに投げ売りや狼狽売りをした人もいるでしょう。あるいは、もう投資はこりごりと積立を辞めてしまった人もいるかもしれません。 ただし、このタイミングで投資を辞めてしまうのはもったないです。せっかく新NISAで投資を始めたなら、長期的な目線で続けたほうがいいでしょう。 本記事では、株価暴落で覚えておきたい投資家マインドを3つ紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
株価は上昇と下落を繰り返す
投資をするうえで覚えておくべきことは、株価は基本的に上昇と下落を繰り返すことです。 ずっと上昇し続けることは滅多にありません。例えば、アメリカの主要企業500社を指標とするS&P500は、長期的にみれば成長を続けていますが、ところどころで暴落を経験しています。 リーマンショックやコロナショックが、その代表例です。そのため、今回の暴落も決して特別なことではないことを覚えておきましょう。 このマインドをもっておくだけでも、一時的な暴落でパニックになって投げ売りや狼狽売りをすることを避けられるかもしれません。 次の章では、今回の株価暴落と円高の事象について解説します。
為替レートの変動は外国資産の資産評価額に影響する
今回は、株価暴落と円高が同時に起こりました。 円高とは、円の価値が上昇することです。1ドル=160円台だったものが1ドル=140円台にまで下落し、大幅な円高となりました。 この円高は、アメリカなど世界の株式に投資している人にとって、円換算での資産価格の下落を巻き起こします。 例えば、1万ドル分のアメリカ株を持っていた場合、1ドル=160円だと円換算での資産評価額は160万円ですが、1ドル=140円だと資産評価額は140万円になります。 為替レートが変わるだけで、20万円も資産評価額が下がってしまうのです。 今回、外国株や外国株に投資する投資信託を購入している人の資産評価額が下落しているのは、単純な株価の暴落に加えて、この円高による影響も大きいです。 この仕組みをきちんと理解し、自分の資産評価額の変動が、株価の変動によるものなのか為替レートの変動によるものなのかを、ざっくりでもいいので把握する癖をつけておいてください。 次の章では、日々の株価の変動に対する心構えについて解説します。