【最速試打】キャロウェイ「ELYTE」 Aiフェースが更なるアップデート 高初速かつ“広初速”へ
【シオさん】 私は50グラム台の標準シャフト「ベンタスGREEN 50 for Callaway」で打ちましたが、気持ちよく振り切れます。さすがに僕のヘッドスピード(40m/s)だと、ボールスピードに大きな変化は感じられませんでしたが、打感は確かに良くなりましたね。前作よりこもる感じがなくなりました。ただ、ロフトが10.5度とは思えないほど、打ち出しが低く、かなりのロースピン弾道でキャリーが思ったほど出ませんでした。エリート領域に達するには打ち手の問題もありそうです。 【ミタさん】 おそらくシオさんは、「ELYTE X」とか「MAX FAST」向きかもしれませんね。 【シオさん】 低スピンだけど、曲がらない感じは体感できました。すごくポテンシャルの高いドライバーで、アスリートに人気のあった「エピックシリーズ」に似ている雰囲気を感じましたよ。
【ミタさん】 スタンダードの「ELYTE」はキャロウェイらしいボールスピードに、AIフェースによる弾道補正機能を融合し、適度な寛容性と操作性を持たせたモデルです。ただし、決して万人向けのドライバーではありません。ヘッドスピードで言えば42m/s以上あって、ドロー系の球筋が打てる人と相性が良いでしょう。1モデルで幅広い層をカバーするというよりも、4モデルで全てのターゲット層をカバーしようとしていると思います。 【コウタロウ】 純正シャフトで60グラム台と50グラム台から選べるのがいい。「テンセイGREEN 60 for Callaway」はアスリートゴルファーでも十分使えるシャフトです。
■ 試打したクラブのスペック
キャロウェイ ELYTEドライバー ●ロフト角:9度、10.5度 ●シャフト: ベンタスGREEN 50 for Callaway(シオさん)、テンセイGREEN 60 for Callaway(コウタロウ) ●硬さ:共にS
三田貴史