サラー、パーマー…2024-25シーズン前半戦のプレミアリーグベストイレブン
CM:モイセス・カイセド(チェルシー)
10億ポンド(約1,970億円)以上を費やしたチェルシーが、ようやく新しいチームの姿を見せ始めていることに、サッカー界は称賛を与えるべきだろうか。まあ、少しはそうかもしれない。ただし、その称賛の大部分は、実際にナンセンスな部分をふるい落とし、1つではなく2つの機能するチームを編成したエンツォ・マレスカ監督(および、ある程度は前任者のマウリシオ・ポチェッティーノ)が受けるべきである。 ファーストチョイスのチームの中心にいるのは副キャプテンのモイセス・カイセドで、週を追うごとに成長し、今や1億1,500万ポンド(約227億円)の値札にふさわしい存在となっている。この秋と冬にリーグ戦で際立った2人の最高の守備的MFのうちのひとりである。 ロメオ・ラヴィアとエンソ・フェルナンデスも中盤で力を発揮し始めており、シーズン後半ではカイセドの負担が少し軽くなるだろう。しかし、たとえ負担が続いたとしても、彼は単独で守りを固められる実力と才能を示している。
CM:ライアン・フラーフェンベルフ(リヴァプール)
リヴァプールは2023年の夏にカイセドを狙ったが失敗し、最終的には長年のターゲットであったライアン・フラーフェンベルフの獲得に乗り出すことになったが、2番手をめぐる展開としては、かなりの騒ぎとなった。 フラーフェンベルフはマージーサイドでのデビューシーズンに少し時間がかかったが、同郷のスロットがアンフィールドの指揮を執る中で、本来の自分を示しつつある。激しいが落ち着いたプレーで、何でもできる容赦ないMFである。 23歳のフラーフェンベルフがリザーブから主力にスムーズに移行したことは驚きであるが、彼のパフォーマンスが全国的にあまり称賛されていないことは不思議である。まあ、それは、周りにリヴァプールのファンがどれだけいるかによるだろうが!
RW:モハメド・サラー(リヴァプール)
今シーズンのプレミアリーグで最も素晴らしい選手。チェルシーのコール・パーマーよりも多くの得点に貢献しており、パーマーの17を上回る26もの得点に貢献している。 モハメド・サラーは難しいことを簡単にこなす。彼の偉大さは、時に当然のことのように思われてしまう。バロンドールの候補として議論されるようになったのはごく最近のことで、なぜかいまだにFIFProの男子の年間最優秀イレブンにも選ばれていないのだから仕方がないと言われている。 サラーは史上最高のシーズンを迎えようとしている。あの素晴らしいリヴァプールも同様である。いま必要なことは、リヴァプールが、サラーにふさわしいことが明らかなあの契約にサラーを縛りつけておくことである。