サラー、パーマー…2024-25シーズン前半戦のプレミアリーグベストイレブン
CB:フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)
リヴァプールで契約切れとなる3人のスーパースターのうち2番目に挙げるのは、キャプテンのフィルジル・ファン・ダイクである。33歳になった彼が衰退しつつあると考えるのは簡単だが、彼自身はむしろ小さな復調を楽しんでいる。 以前はユルゲン・クロップが設定した高いラインにおいてスイーパーとしての役割を担っていたが、アルネ・スロットの監督就任により、レッズは以前より落ち着いた守備をすることができるようになった。ファン・ダイクは、そうした、慌てる必要のないアプローチの恩恵を受けている選手である。 10月、タイトル争いのライバルであるアーセナルと2-2で引き分けた試合で重要なヘディングを決めており、チームの手本となって、契約をめぐる騒動においてはメディアを軽視し、時には些細な事柄が騒ぎのもととならないよう、マスコミを拒否する姿勢を示している。
CB:ガブリエウ・マガリャンイス(アーセナル)
ウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスのどちらを選ぶかは難しい選択だった。2人とも2024年の1年間、さらに昨シーズンにさかのぼっても優れていたからだ。しかし、アーセナルで絶妙なセットプレーから今季3得点を記録している後者を選ぶことにする。 ガブリエウがこちらに向かって走ってきたら、どうやって止めるだろうか。あの圧倒的な存在感を無効にすることなどできるだろうか。モナコがやったように、前線の攻撃陣まで呼び戻してCKに対処する以外、何ができるだろう。 世界中のチームが追いつこうと努力する中、ガナーズはセットプレーに大きく依存している。その恩恵を主に受けているのが、ガブリエウである。
LB:アントニー・ロビンソン(フラム)
アメリカ代表の選手がプレミアリーグの年間ベストイレブンに選ばれたことはないが、アントニー・ロビンソンがその最初の選手となるかもしれない。 このポジションでは、いつもなら名前があがる選手たち、例えばアンディ・ロバートソンやルーク・ショーのような選手たちが今シーズンは不調である一方、このアメリカ代表選手はこのポジションを自分のものにし、フラムの左サイドを縦横無尽に駆け巡って、6アシストを提供し、マルコ・シウヴァ監督の好調なチームにおいて、何度かキャプテンを務めている。 ロビンソンがシーズンを通じてこの調子を維持できれば、ヨーロッパのより大きなクラブへの移籍が確実に待っていることだろう。フラムのファンには申し訳ないが…