【“マルキの闇”裁判終結へ㊦】兵庫県警機動隊員連続自殺 つかみとった「パワハラ」と“無念”の和解
■視聴者の声が遺族の力に
この8年半、「兵庫県警機動隊員連続自殺"マルキの闇"」の真相について、取材を続けてきました。放送のたびに大きな反響を頂き、VTRはユーチューブなどで合わせて数百万回再生されています。数多くのコメントも寄せられていて、その多くが兵庫県警への批判と遺族を励ますものでした。 木戸巡査の父・一仁さんは、警察組織との闘いに疲れた際、コメントを一つ一つ読み返しており、「皆様の声が警察という大きな組織に立ち向かう原動力となりました。大地のことを忘れずに支えて頂きありがとうございました」と語っています。 私自身も取材の過程でたくさんの勇気を頂きました。本当にありがとうございました。
■記者プロフィール
橋本雅之 2014年読売テレビ入社。記者として神戸支局、大阪府警、大阪地検特捜部などを担当。報道番組のフィールドキャスターを経て、現在NNNニューヨーク支局特派員。北米や中南米のほか、ウクライナとイスラエルの戦地を取材。アメリカ赴任後も遺族と連絡を取り合い「マルキの闇」の取材を継続。
■悩みを抱えている人へ
厚生労働省や自殺の防止活動に取り組む専門家などは、悩みを抱えていたら自分だけで悩みを解決しようとするのではなく、専門の相談員に話を聞いてもらうなどしてほしいと呼びかけています。 【こころの健康相談】 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/kokoro_dial.html 【いのちの電話】 https://www.inochinodenwa.org/