中日・柳裕也&木下拓哉、来季巻き返して最優秀バッテリー賞返り咲き狙う
中日の柳裕也投手(30)と木下拓哉捕手(32)が7日、最優秀バッテリー賞への返り咲きに意欲をみせた。名古屋市のスポーツ用品店「アルペンナゴヤ」で開かれた「ミズノベースボールイベント」に登場。長年連れ添ってきたコンビが来季の巻き返しを誓った。 互いに苦しい1年を過ごした。今季は開幕投手を務めながら4勝に終わった柳と、74試合の出場で打率も2割台前半にとどまった木下。イベントで軽快なトークを披露した2人もともに30代に入り、野球人生の岐路に立っている。 「柳もまずはローテを取らないといけないだろうし、自分も開幕スタメンを目指してやらないといけない。その先にもう一度そういうことがあればいいですね」。木下がこう語れば、柳も「そのとおりですね」とうなずいた。 そういうこと―。2021年、2人は最優秀バッテリー賞に輝いた。柳が自己最多タイの11勝を挙げ、最優秀防御率、奪三振の2冠を獲得。木下もレギュラーとして123試合に出場。リーグ2位の盗塁阻止率4割2分6厘を誇り、11本塁打を放った。柳は「木下さんはキャッチングがうまいし、体がデカいので投げやすいです」と話せば、木下も「持ち球が多くてコントロールが良い。打たれたらキャッチャーのせいだと思っている」と言葉を返す。 今季の最優秀バッテリー賞は巨人・菅野と小林のコンビが2017年以来、7年ぶりに輝いた。「スガコバ」の2人も雌伏の時を経て、再び輝きを取り戻した。柳、木下コンビは来季、再び自分の立場をつかみ取りにいかなければならない。柳は沖縄での秋季キャンプに参加して自分を追い込んだ。
中日スポーツ