【広島】オリと電撃合意の九里はBランク 補償は金銭、人的両面で検討 昨年の西川移籍時は日高を獲得
広島から海外FA権を行使した九里亜蓮投手が12日、オリックスと契約を締結すると発表された。今季年俸1億4000万円(金額は推定)でBランクとみられている。鈴木球団本部長は、オリックス側に求める補償について「リストを見て、いつもの段取りで考えます」とした。すでに支配下登録選手が68人と残り枠が限られている中で、金銭と人的の両面で検討していく方針だ。 今後、広島は契約締結の公示から2週間後を期限に28選手のプロテクトリストを受け取り、公示から40日以内が補償の返答期限となる。オリックスの福良GMは「(リスト作成は)これからの作業になると思います。現場と話しながら、考えながらということになります」と説明。昨オフにも同じBランクだった西川が、国内FA権を行使してオリックスに移籍。人的補償として高卒2年目で当時19歳だった日高を獲得した。 鈴木本部長はこの日、球団事務所で九里から直接会って報告を受けたという。契約を締結するという発表は、それから間もないタイミングだったことに「ビックリした」と、驚き。海外FA権を行使して国内他球団への移籍について「国内を含めた権利。海外の挑戦がダメだったら、ウチと(契約する用意はある)という話は本人にも伝えてあった。本人の権利だから、そっちの希望があるのならそれはそれで仕方ない」と、受け止めた。
報知新聞社