【2025年に買いたいもの】楽な姿勢で座れる開放感!ローチェア&座椅子の名作
天童木工とイデーより、ジャパニーズモダンを代表するデザイナーが手がけたおしゃれなローチェアや座椅子を厳選紹介。足を投げ出したり、あぐらをかいたり、楽な姿勢で座れる開放感は、低い座面ならでは。和室の座卓やリビングのローテーブルで鍋を囲んだり、お酒を嗜むひとときにもおすすめ! 【写真】ローチェア&座椅子の名作5選
天童木工の「低座イス」は1950年代に、舞踏家が和室での立ち居を助ける椅子として、坂倉がデザインした「竹籠座低座椅子」を原型としている。その後、幾度ものリ・デザインを繰り返し、1960年のミラノ・トリエンナーレで坂倉研究建築所が展示計画を担当した際に、現在のデザインができあがった。畳や絨毯を傷めないよう考案されたソリ型の脚に、偏円形の背と座を合わせたおしゃれな見た目と、使い勝手のいいローチェアとして、発売から60年を超えた今もなお愛され続けている。 厚めのクッションが体を支えてくれる座面の後部には、やや傾斜がついており、腰の負担を軽減。長時間座っていても快適なため、読書用チェアにもおすすめ。約29cmという絶妙な高さのおかげで、立ち上がりやすく、世代を問わず使いやすいのも魅力。座面の張り地は、ファブリックやレザーなど豊富な素材とカラーからセレクトできる。 天童木工 TEL. 0120-01-3121
旅館や和食店のお座敷などで、誰もが一度は目にしたことがある、成形合板の座椅子。その元祖となるのが、1963年にデザイナーの藤森健次がデザインした、天童木工の「座イス」。藤森は北欧で家具デザインを学び、日本における“機能的かつ美しい家具作り”に、多大な影響をもたらしたことでも知られている。一枚の成形合板を三次元曲面で加工しただけ、という非常にシンプルな構造の「座イス」には、無駄を削ぎ落とした造形美と機能性を持ち合わせた、北欧家具のデザインメソッドがまさに息づいている。 座面に開けられた穴は、座布団が畳との摩擦で滑りにくくするのと同時に、軽量化や反り防止の役割も果たす。1.7kgと軽く、積み重ねて収納することも可能なため来客用に数客ストックするのもおすすめ。大切なゲストをお迎えする際には、シンプルな美しさが光る「座イス」を設えて、美しく洗練された和室に整えたい。 天童木工 TEL. 0120-01-3121