バロンドールを逃したレアルFWヴィニシウス、契約延長拒否でビッグクラブが動向注視。過去にはサウジが10億ユーロのオファー
レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、マドリーを退団して他のクラブに移籍する可能性があるようだ。スペインメディア『fichajes.net』など複数メディアが、同選手がマドリーから移籍する可能性について報じている。 24年のバロンドールは、マンチェスター・シティに所属するスペイン代表MFロドリが獲得した。ヴィニシウスは、度重なる相手サポーターからの人種差別被害や悪質なラフプレーの放置、そして今回のバロンドール落選の影響でマドリーを去る可能性もあるようだ。 スペインメディア『fichajes.net』は同選手がマドリーの契約延長交渉を拒否したこと、その影響で、「チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマンなどのチームが同選手の獲得を望んでいる」ことを報じていた。 また、「ヴィニシウスが契約延長を拒否したのには、いくつかの要因が考えられる」と前置きし、「同選手がさまざまなリーグで新たなチャンスを模索したいと考えているのではないかと推測する人もいる。一方で、給与の大幅な増額を求めているのではないかとの見方もある。理由は何であれ、この事態は移籍市場に大きな波紋を巻き起こしており、ファンは今後起こり得る動きに注目している」と、同選手が契約延長を拒否して移籍の可能性を模索する理由について推測している。 もっとも仮に給与の大幅な増額を求める場合、今夏噂のあったサウジアラビアへの移籍を選択する可能性も否定できない。スペインメディア『MARCA』は、ヴィニシウスに対して5年総額で10億ユーロ(約1600億円)のオファーがあったことを過去に報じていた。果たしてマドリーの誇るエースは、ヨーロッパのビッグクラブに活躍の場を移すのだろうか、それとも契約を延長して再びスペインでバロンドール獲得を目指すのだろうか、もしくはサウジアラビアのメガオファーを受けて中東に飛び立つのだろうか。
フットボールチャンネル編集部