【秋の三島湖で釣りたいなら読め!】松本幸雄が教える秋の三島湖攻略のための7つの極意
極意その3:岸側から沖に投げてカウントダウン!
ヘビーダウンショットはもちろん、ほかのリグにも当てはまる大事なカギだ。 松本「シンプルに浅いところにいるバスはまあまあやる気があるんですよ。だからエリアを探すときはシャローをパンパン撃ちますよね? でも、バスにやる気が感じられないときは、ボートを浅いほうにポジショニングして、沖に投げるほうがいい。特に11月になると深いところが良くなるので」 そこで、忘れてはいけないのが「カウントダウン」だ。リグが着水して、着底するまでの時間を自分でカウントする。それによって沖の地形変化がつかめてくるのだ。
極意その4:秋のオススメ高打率ワーム
松本「減水すると、釣りができる場所がどんどん減る。更に三島湖はヘラのメッカでもあるので、ヘラブナの例会が重なると本当に限られた場所でしか釣りできないんですね。そんな状態でも釣果を出してくれるのがカバースキャット」 これは、いわゆるボトムジャークという使用法だ。 松本「そして最後のお守りルアーはブレーバーマイクロです。ニジマスしか釣ったことがない初心者でも、これを使うと釣れますよ」
極意その5:ヘビーダウンショットはボトム以外でも使う
例えば、キャロで見つけたオダや段差に、狙い撃ちで送り込むのは「ヘビダン」ことヘビーダウンショット。ただし、松本さんはボトムのピンポイント狙いだけではなく、中層を泳がせても使う。 松本「ヘビダンのいいところはスイミングもできるんですよ。浮かせて横に引ける。だから魚を探すこともできるんです」。 そして、キャロライナリグと同じく秋はアクションを弱めにするのがいいらしい。
極意その6:セミルアーはセミではなく「ギルだ」と思って使え!
これはギルルアーを特集した8月号でも紹介したが、水面近くにブルーギルがいる場合は、セミ系ルアーが強い。 松本「ハネモノはセミと思わないで、『ギルだ』と思うことからスタートしたほうがいいです。ハネモノは、割とバスから魚だと思われてますよ」
極意その7:バスの活性が悪ければハードルアーにシフト!
ソフトルアーをメインに組み立てて秋の三島湖を攻略した松本さんだが、バスが反応の悪いニュートラル状態になったときこそハードルアーを投入する。 松本「ワームは食われても即吐きされるので、針がむき出しになっているハードルアーの方が刺さる確率が高いんです」 代表選手のメタルバイブ、シャッド、ジャークベイトなどをレンジ別、シチュエーション別に選んで使用する。特に10月の後半からは厳しい時期に入るので、ハードルアーの出撃は大いにありうる。
松本幸雄
まつもと・さちお/ロデオクラフトのスーパーバイザー。バスフィッシングはもちろん、エリアトラウト、ソルトウォーターでも突出した才能をもつ。少年時代から頭角を現した早熟の達人だ。特に房総リザーバーにおけるビッグバスの捕獲能力には定評があり、中でも三島湖はホームレイクといえる存在。