『これはシンデレラフィットだわっ!』アルパインからジムニー、キャラバン、WR-Vなど車種専用モデルが多数発表
車種専用設計をさまざまなジャンルに波及させているアルパイン。カーナビやディスプレイオーディオ、さらにはスピーカーやリアビジョンにも車種専用設計を施し特別感を主張している。そんなアルパインが2024年下期の新製品を一挙に発表したので取材してきた。 【画像全27枚】
◆画面が大型化しても自然な雰囲気を作る車種専用設計
アルパインが得意とする車種専用設計、近年はカーナビやディスプレイオーディオの取り付けで車種に対応させた大画面の取り付けが同社の大きな売りになっている。純正では2DINサイズ(最大で7.5型程度まで)の車種に周辺パネルまでを専用設計することで10型や11型のディスプレイを設置するのもそのひとつの手法だ。
そんな中、新製品として注目したのがスズキ『ジムニー/ジムニーシエラ』専用として開発された「ジムニー/ジムニーシエラ専用パーフェクトフィットBIG DA(9型)」(PF9DA-JI-64)だ。
従来フローティングタイプのBIG DAが存在したのだが、これをジムニー/ジムニーシエラに取り付けるとディスプレイが上に若干飛び出し、さらに手前に出っ張ってしまう、さらにフローティング用の金具も背面に見える構造だ。
対して新型のパーフェクトフィットでは取り付けブラケットと周辺パネルを専用で開発することで、純正の2DINの開口部にすっぽり9型ディスプレイをビルトインした。そのためディスプレイの高さはダッシュの高さに抑えられる、またディスプレイの前面も純正と同じフェイス面に設置されることになる。実際に同モデルが取り付けられたデモカーを見ると一目瞭然なのだが、とにかくフィット感が抜群に良い。このスペースにきれいに9型ディスプレイが収まっているのは美しく素敵だ。
一方、ジムニー/ジムニーシエラの大画面化のアルパインからのもうひとつの提案となっているのが「ジムニー/ジムニーシエラ専用BIG X(10型)」(EX10NX2-JI-64)だ。
こちらはダッシュのカーナビ取り付け部を大きく変更するパネルを備えているのが特徴。下方向は操作ボタンをせり出して10型の大画面をジムニーシエラのダッシュにフィットさせているのがわかる。周辺パネルは純正の素材感とも合わせて違和感無く仕上げているのが特徴。10型の大画面カーナビをジムニー/ジムニーシエラに取り付けたい場合には見逃せない選択となる。さらに新しいBIG Xには新機能として傾斜計を搭載したのもトピック。ジムニーでオフを走る場合には前後左右の傾斜を確認しつつドライブできるのもメリットだろう。