<上野・パンダ日記>上野の双子パンダ、竹筒を用いて食事 環境エンリッチメントの一環
上野動物園(東京都台東区)は28日、ジャイアントパンダの双子、シャオシャオ(雄)とレイレイ(雌)の近況を発表した。 副食のニンジンやリンゴを竹筒で作った給餌器に入れて時間をかけて食べさせている。竹筒を逆さにするなどしないと餌は出てこない仕掛け。「環境エンリッチメント」の一環で、動物園では与えられた餌を食べるなど単調になりがちだが、刺激を与えることで動物本来の行動を引き起こすことを目指している。 シャオシャオは中国に返還されたリーリーが展示されていた屋外運動場に移るため、10月28日に運動場に出る練習をした。 また2頭とも健康管理に必要な動作を覚える「ハズバンダリートレーニング」を10月下旬に再開し、採血を行った。レイレイは血圧測定もできるようになった。 25日の計測でシャオシャオは体重83・6キロ、レイレイは82・5キロだった。【山下俊輔】