駅で「財布を忘れた」という男性に遭遇! 同情して「1000円」を貸したけど、実は「寸借詐欺」だった!? 身分証明書を見せられても信用するのは危険? 注意点を解説
寸借詐欺にあってしまったらどうする?
寸借詐欺の被害にあった場合は、まず警察に相談してみましょう。 詐欺師の身分証の控えや写真、また詐欺師が書いた借用書や日付・場所などの被害の詳細といった証拠が集まれば、詐欺罪が立証される可能性があります。 ただし、相手が本当にお金に困っていて実際に返す意思がある場合は、詐欺ではなく「借金」という扱いになるため、寸借詐欺は立証が難しいといわれています。 立証が難しく事件化できないことが多い寸借詐欺は、特に普段から気をつけておくことが大切です。警察に相談した上で警察が動いてくれない場合は、弁護士や探偵などの民間機関に相談してみるのも1つの手でしょう。
まとめ
寸借詐欺とは、人の善意につけこんで少額の金銭をだまし取る代表的な詐欺行為の1つで、急かしたり善意に訴えたりする手口で冷静な判断がしにくく、借金との見分けがつきにくいのが特徴です。 寸借詐欺の場合、身分を明かされても連絡先などのすべてが架空のものであることがほとんどなので、身分証を見せられても信用はせず、お金に困っている人に会ったらまずは交番に案内してあげましょう。 寸借詐欺の被害にあってしまった場合は、まず警察に相談することが大切ですが、詐欺罪は立証が難しいため事件化できないことが多いことを理解し、詐欺には普段から気をつけておくことが大切です。 執筆者:梅井沙也香 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部