ラホール:最も汚染された街 大気質指数は過去最高の1100
ラホール、パキスタン、11月7日 (AP) ― パキスタン北部、同国第2の都市ラホールの記録的大気汚染の影響で、市内の病院やクリニックは呼吸器系や循環器系の障害を訴える患者で溢れている。 市民がマスクの着用や大気汚染に関する指導に従わない場合、完全封鎖もやむを得ないと当局は警告している。 11月6日朝のラホールは依然として世界で最も汚染された都市であり、大気質指数は過去最高の1100を超えた。 指数が300を超えると健康に害があるとされる。 ラホールでは、先月から有毒なスモッグが街を覆っている。 スモッグは住民に悪影響を及ぼしている。 ラホールでは、わずか1週間で5万5000人以上が様々な病院を受診しているという。 市当局は既に、フィルターなしでのバーベキューや電動三輪車の使用を禁止しており、結婚式場は午後10時までに閉めなければならないとされている。 政府は、大気汚染対策として、人工降雨を誘発する方法も検討しているという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)