メキシコ新指揮官に就任決定のアギーレ氏、再び代表監督へ復帰した理由とは
2014には日本代表の指揮官に
メキシコ代表の指揮官が決まった。メキシコサッカー協会(FMF)は現地時間の22日、バビエル・アギーレが就任することを発表した。契約は2026年のワールドカップまで。メキシコ代表監督3度目の就任となった。 メキシコは先日のコパ・アメリカ2024でのグループステージ敗退という結果を踏まえ、ハイメ・ロサーノ前監督を解任。新たにアギーレを就任した理由について、代表チームのスポーツディレクターであるドゥイリオ・ダヴィーノ氏が、メキシコ版『ESPN』のインタビューにて明かした。 ダヴィーノ氏は新しい監督に求める条件として、①プロフェッショナリズムと国内外での経験、②メキシコのサッカー選手に適応できる仕事スタイルに関する知識と方法論、③ピッチ内外で高いプレッシャーに対応できる成熟度と強さ、④優れたグループマネジメントを可能にする実績あるリーダーシップ、⑤メキシコサッカーとその環境に関する知識、の5つ条件を求めており、その中でアギーレが最適と考慮したとのこと。アギーレについては「間違いなく、最長の実績、海外で認められたキャリア、代表チームとのプロセスに関する深い知識を持つメキシコのコーチ」と評しており、まずは2年後の自国開催のワールドカップに向けてチームの立て直しを図ることとなった。 アギーレ監督はこれまでパチューカやモンテレイといったメキシコのクラブや、オサスナ、エスパニョールといったスペインのクラブを率いた経験を持つ。代表監督では2001年と2009年に同国の監督へ就任し、2度のワールドカップ出場、並びに大会ベスト16進出を果たした。2014年には日本代表の監督に就任し、その後も様々なクラブや代表を率いた。 なお、アシスタントコーチには、昨シーズンまでバルセロナBを率いていたラファエル・マルケス氏が就任。 FMFが掲げるプロジェクトで、2026年ワールドカップまでアギーレを指揮官に、その後はマルケスを2030年の大会まで引き継ぐこととなっているようだ。アギーレ率いるメキシコ代表は、9月8日のニュージーランド戦で初陣を飾る。
構成/ザ・ワールド編集部