ラツィオ、不動の10番の退団宣言の裏で新たな火種も発覚…鎌田大地のライバル”中盤の支配者”が指揮官と対立か「疑わしい欠席」と報道も | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】マウリツィオ・サッリが電撃辞任したラツィオでは、副主将ルイス・アルベルトが突然、退団の意向を表明したばかりだが、新たな火種もくすぶっている。 【動画】鎌田大地がローマ・ダービーに先発出場 !幻のゴールも!
MF鎌田大地が所属するラツィオでは、日本時間13日のセリエA第32節ラツィオ対サレルニターナ戦(4-1でラツィオが勝利)終了後、主力のルイス・アルベルトが『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで今シーズン限りでの退団の意向を表明。4年契約の解除を希望し、フリーでの退団を示唆したことから、クラウディオ・ロティート会長の反感を買って物議を醸した。 そんな中、イタリア紙『Corriere dello Sport』は15日、鎌田とポジションを競うマテオ・ゲンドゥージを巡るラツィオ内部の新たな火種を伝えている。「張りつめたラツィオの退団順位表の1位へルイス・アルベルトが飛び出したが、ゲンドゥージも加わるリスクがある」と指摘。「まだ解決できるケースだが、騒然としている」などと伝えた。 昨夏、ラツィオに1200万ユーロ(約20億円)+500万ユーロ(約8.2億円)での買い取りオプション付きでレンタル加入すると「中盤の新たな支配者」となったゲンドゥージ。買い取りはもはや形式的なものを残すばかりとみられていたが、不動の10番による「ルイス・アルベルト事件」がぼっ発する以前に、「ゲンドゥージ事件」が起きていたことが伝えられている。 発端は11日の練習中の出来事だった。新指揮官のイゴル・トゥドルは、サレルニターナ戦へ向けて鎌田とマティアス・ベシーノをスタメンに検討。ところが「控え組」に回ったフランス人MFは練習を途中で切り上げた。 クラブによる表向きの発表はフィジカルトラブルによるものとなっているが、イタリア紙は「選手が抱いた失望や、一部の練習メニューに満足せず、トゥドルとの間で生まれた口論を消し去ることはできない」とクロアチア人指揮官との間の不和を伝えた。さらに「2人の共存はわずかな日数しか継続せず、マルセイユ時代の衝突が再び表面化した」と続けた。ゲンドゥージは13日の練習を欠席しているが「疑わしい欠席」との見方を示されている。
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