補正予算案が衆院通過 国民民主に加え維新も賛成 石破総理「完璧に近い」
今年度の補正予算案が自民・公明・国民民主に加え、維新などの賛成多数で衆議院で可決しました。急転、賛成に回った維新の党内からは、前原誠司共同代表の対応を巡って批判の声も出ています。 【画像】維新が急転直下 教育無償化に向けた協議を条件に賛成 立憲・野田代表「だまされなければいいな」
■補正予算案が衆院通過 総理「完璧に近い」
清水寺 森清範貫主 「『金』になったのは、国民の皆さんの思いが、これに集中したものではなかろうかと思います」 毎年恒例、1年の世相を表す今年の漢字は「金」。自民党の「政治とカネ」の問題も理由の一つですが、石破茂総理大臣の今年の漢字は…。 石破総理 「私にとっては今年の漢字一字で言えば、難しいのだけど謙虚の『謙』。言葉もそうだし、態度もそうだし。今年、特に後半かな、この言葉をかみしめながら過ごしております」 その姿勢が実ったのでしょうか?少数与党での成立が注目されたおよそ13兆9000億円の今年度の補正予算案が、自民・公明の与党と国民民主・維新などの賛成多数で可決。衆議院を通過しました。 立憲・れいわ・共産などは反対しました。 石破総理 「完璧というのはありませんが、かなりそれに近い形というものを作っていただいたなとに思っております」 補正予算案の衆議院通過を「完璧に近い形」と表現した石破総理。野党で賛成に回った国民民主は「年収103万円の壁の引き上げ」や「ガソリンの暫定税率廃止」で、自民・公明と合意していました。 しかし、内容は「178万円を目指す」とあいまいな表現にとどまり、「ガソリンの暫定税率廃止」も期限が明記されていません。玉虫色の合意です。 政府高官 「(国民民主に)押し込まれたという意見もあるけど、引き込んだという見方もあるし」 13日、与党側から103万円からの具体的な引き上げ額を国民民主に打ち返す予定ですが…。 政治部 澤井尚子記者 「物価の上昇率をもとに算定して、まずは120万円前後で打ち返すのではないかとみられていて、国民民主からの反発が予想されます」