友人が「副業」を始めたそうですが、日本全体で「副業」している人はどのくらいいるのでしょうか? 「副業」の平均給与も教えてください!
ここ数年で、世間でも「副業」の認知度が高まり、多くの人が本業とは別に、平日の夜や休みの日に副業を始めているのではないでしょうか。 そこで本記事では、日本で副業をしている人の割合や、副業でどれほど稼いでいるのかを解説します。また、人気の副業も紹介するので、これから副業を始めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
そもそも副業とはどのようなものなの?
副業とは、収入を補填(ほてん)することを目的として、本業以外に行う仕事のことです。 副業は世間に浸透してきているものの、厚生労働省が制定した「モデル就業規則」に「副業は原則禁止」と記載されていたこともあり、日本では副業を禁止している企業が今も多くあるといわれています。 しかし2017年以降、「働き方改革実行計画」によって、テレワークや副業、兼業などの柔軟な働き方の実現が目標になったことを受け、2018年1月に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成しました。このガイドラインでは、労働時間外では他社の業務に従事できるように「モデル就業規則」が改正されています。
副業している人の割合
転職サービスの「doda」が2023年、社会人1万5000人を対象に実施した「副業の実態調査【最新版】」によれば、副業をしている人は全体の8.4%とのことです。以前の調査では、2021年が8.0%、2022年が8.2%であったため、副業している人は少しずつ増えている傾向にあります。 なお、副業したいと思っても、会社の就業規則で禁止されている場合は就業規則違反となるため、行えません。しかしこの調査によれば、副業が許可されている会社の割合が、前回調査(2022年)の25.3%から27.5%に増加しています。この両面からみても、副業が少しずつ浸透してきているということが分かります。 現在副業が禁止されている会社でも、社会の変化に合わせて、今後許可が下りるようになる可能性もあるでしょう。