友人が「副業」を始めたそうですが、日本全体で「副業」している人はどのくらいいるのでしょうか? 「副業」の平均給与も教えてください!
みんなはどのような副業をしているの?
副業は本業の収入を補填するための仕事であり、稼ぎ方に決められた職業や雇用形態はありません。副業している人の多くは、どのような仕事をしているのでしょうか。 2023年、dodaが社会人1万5000人を対象に実施した「副業の実態調査【最新版】」によると、次の3つが上位でした。 ■サービス業(接客・販売):21.3% ■株/FX:18.4% ■ネットビジネス(通販・アフィリエイト・ネットショップ運営):10.6% この結果は、前回(2022年)の調査でも同様の結果が出ていることもあり、人気かつ始めやすい副業であると考えられます。 ちなみに、新型コロナウイルス感染症まん延の影響により需要が拡大した「運送/配達(Uber Eatsなど)」は、前回調査より減少し、全体の3.5%という結果でした。コロナ禍による規制が緩和され、以前ほどのサービス需要がなくなってきたことが原因と考えられるでしょう。
副業は稼げるの?
同調査によれば、副業で得ている収入で一番多かった回答は「1万円未満」で、全体の約半数を占めています。全体の約14%は10万円以上を稼いでいるようですが、やはり「副業はあくまで、空き時間を活用するちょっとした収入の補填」という位置付けになっている人が多いようです。 「副業を始めたいけれど、特別なスキルがない」という方は、多くの人がやっている接客や販売のアルバイトを始めてみるのも1つの方法です。2024年10月から、東京都の最低賃金は時給1163円になりました。月に4回、4時間アルバイトをした場合、1ヶ月で1万8608円稼げる計算になります。 また、会社で副業を禁止されている場合には、フリマサイトで不用品を販売して収入を得るのもよいでしょう。さらに経済的に余裕があれば、投資もおすすめです。投資は資産運用であるため、副業という扱いにならない可能性があります。
生活を豊かにする+αの収入を手に入れよう
副業は、あくまで本業の補填収入としての位置付けです。今から始めようと検討している場合は、最初からたくさん稼ぐことを目標にはせず、少額からチャレンジしてみましょう。 特別なスキルがなくても始められるものも多くあるため、得意な仕事を選んだり、収入にこだわらず好きなことをしてみたりしてみるものおすすめです。 出典 doda 副業をしている会社員の割合は? 副業の実態調査【最新版】 厚生労働省 地域別最低賃金の全国一覧 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部