小池都知事が記者会見1月25日(全文1)2019年度予算案、一般会計は過去最大
2020年に向けた実行プラン強化版を策定
それから続けまして、3つのシティの実現に向けて、この予算案に併せまして、2020年に向けた実行プランの政策の強化版を策定いたしておりますので、そのお知らせをさせていただきます。実行プランには平成28年の12月に策定いたしました4カ年の総合計画でございますけれども、今どこにいるかというと、その2年度目にいます。今も予算案に盛り込んだ3つのシティ、セーフシティ、ダイバーシティ、スマートシティ、これを実現するために都庁一丸となって取り組みを進めているものであります。 ただ、計画っていうのは一度作ったらそのままっていうことではなくて、実行していく中でさまざまな明らかになった課題であるとか、それから社会情勢が変化するとか、そういったことを敏感に捉えながら、常に政策を進化させていくっていうことはもう、言うまでもなく不可欠でございます。そのために毎年度、先ほどもご紹介している予算編成と連動させる形で実行プランに新たな要素を加えながら、3つのシティの実現に向けた政策の強化をしていくこととしております。つまり予算案とこの実行プランというのはいつもセットでございます。 今回は予算と同様に都市力の強化、稼ぐ力の強化、人と人とをつなぐというのを3つの軸にしまして、実行プランの政策をブラッシュアップしたものでございます。政策目標というのは、これまでの546からさらに増やしました。576、30の増になっております。それで既存の目標のレベルアップも行っております。目標達成に向けました具体的な施策もいっそう充実させて、来年度の予算には実行プラン関連で、前年比で1700億円増、1兆7200億円を計上いたしております。 また今回の政策の強化版では2つのテーマで特集のページも設けておりますので、ご覧いただければと思います。1つが東京と全国がどうやって共存、共栄していくかという、その取り組みについて。東京とほかの地域が互いに協力し合うことで共に栄え、成長することというのが真の地方創生ではないか、私は確実にそうだと思っていますけれども、都が実施する全国各地の発展に結びつく取り組みの紹介をしています。もう1つは、国連が採択して最近よくバッジ着けておられますけど、世界共通の目標でありますSDGsと実行プランとの関係についても少し整理をさせていただいております。このSDGsの達成は国家レベルでだけでなくて、自治体レベルでの取り組みも期待されているところで、実行プランが示します政策の方向性というのは、実はこのSDGsと軌を一にしている部分が非常に多いわけでございまして、都におけます施策の推進がすなわち、SDGsの達成に直接つながっているものだということを示していると存じます。 年が明けまして2020年まで、あと1年というそういう段階に入りました。今回さらに磨きを掛けましたこの実行プランの下で、都庁一丸となって取り組みを加速させる。そして3つのシティの実現をより豊かなものにしていくということで、今回これで私も予算編成も3回目になりました。最初はPDCAサイクルで言うならばCheckから入った部分もあります。Planから入った部分もあります。そしてDoがあって、そしてActionというところもあります。そういう中で、それぞれ時代、この間も大きくこの時代が動いている、そういう中で時には微調整、時には大胆にまたそれを加速させるとか、額を増やすなどなど、それらの工夫をしながら、今回の予算を作り上げたものであります。しっかりと都民の皆さんにもご説明をし、そして効果のある予算としていきたいと、このように考えております。今日はこれが一番、大所でございまして、こちらの、はい、以上です。 【書き起こし】小池都知事が記者会見(2019年1月25日) 全文2に続く