「スマホをパクってるのは絶対にスキマバイトの連中だろ」…150億円の赤字に転落した「ヤマト運輸」で「iPhone窃盗」が頻発している「謎」
2016年の「宅配クライシス」の再来か
そんなトラブル続きのヤマト運輸は、12月に入り繁忙期に突入。クリスマスや年末年始に向けて、荷物もふだんの1.5~2倍、多い日になると3倍ほどに膨れ上がる。だが、早朝仕分けがパート社員からスキマバイトに切り替わった影響か、かつてヤマトが引き起こした「宅配クライシス」を彷彿とさせるトラブルが起きたという。 「12月に入ってすぐに、神奈川県内の営業所において、大型トラック約10台分の荷物が『パンク(遅配)状態』になったんです。日付指定されていたゴルフ用品やスーツケースが宿泊施設に送られておらず、『届いてないけどどうしてくれるんだ!』と未着の問い合わせが殺到しました。 繁忙期の初期でこんな状況になったので、2016年にネット通販の増加で荷物の遅配が相次いだ『宅配クライシス』の再来になるかもしれません」(神奈川県内のセールスドライバー) こうした状況について、当のスキマバイトアプリ会社の広報部に質問状を送ったところ、以下のような回答があった。(※一部、編集済み) 「当社では、ご利用事業者様に対して、当社のサービスを円滑にご利用いただけるよう、業務内容の切り分けや、働き手向けのマニュアル整備などをはじめ様々な取り組みをおこなっております。個別の事業者様に関する質問となり、職業安定法に基づき、個別の求人者に関する情報を外部に開示することは禁止されているため、回答を差し控えさせていただきます」 ※「現代ビジネス」「週刊現代」では、みなさまからの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://tips.weeklygendai.com/ 宅配業界の雄、ヤマトの今後の行く末とはーー。後編記事『「クリスマスケーキを強制的に買わされる」と嘆くドライバーも...《赤字転落したヤマト運輸》の新サービス「こねこ便420」にも現場から「批判殺到」』では、ヤマトの苦難の1年間を振り返る。
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