次世代の「食品物流」、QRコード不要AGVから惣菜ロボまで…スタートアップ事例
中小企業で進むパレタイズ・清掃ロボットの普及
展示会場の各ブースで話を聞いたところ、各社が口をそろえて「パレタイズロボットや掃除ロボットの引き合いは非常に多くなっている」と語っていた。中小企業の現場でも女性や高齢者の割合が増えているため「15kg以上のものを持たせたくない」と考える現場が急増しているそうだ。 また業務用清掃ロボットについても昨今の性能向上と小型化により、床面積のかなりの部分を清掃ロボットに任せることができるようになった。それが評価されている感触があるとのことだった。 よく言われていることだが、ロボットができる仕事はロボットに任せ、人は人にしかできないことをやるべきなのだ。その考え方が徐々に徐々に、だが確実に普及しつつあることを感じる。
執筆:サイエンスライター 森山 和道