広島で原爆死没者の記帳始まる 被爆79年、8月6日に向け
広島市役所で3日、昨年8月6日の「原爆の日」以降に亡くなったり、既に亡くなったと遺族から申請があったりした被爆者の氏名や年齢を、原爆死没者名簿に書き加える作業が始まった。8月5日まで続き、翌日の平和記念式典で原爆慰霊碑の下にある石室に納められる。 今年は被爆から79年。市によると、昨年8月6日までに氏名が記帳された死没者は33万9227人で、名簿は124冊ある。これとは別に「氏名不詳者多数」と書かれた1冊と、長崎で被爆し広島での奉納を希望した13人の名簿が1冊ある。 市は引き続き、名簿への記載申請を受け付ける。問い合わせは市原爆被害対策部調査課、電話082(504)2191。