明徳義塾 選手紹介/1 新地智也投手/鈴木大照捕手 /高知
<センバツ2020> 第92回選抜高校野球大会に出場する明徳義塾の選手たちは、悲願の初優勝に向けて日々練習に励んでいる。メンバー18人の横顔を2人ずつ紹介する。(現時点のメンバー。今後、変更の可能性あり)【北村栞】 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 ◇絶対的なエース左腕 新地智也投手(2年) 精密なコントロールで試合を作る絶対的エース左腕。2019年の秋季四国地区大会では全4試合を無四死球で投げきり、チームを優勝に導いた。 昨夏の高知大会決勝で先発に抜てきされた。この試合も無四死球で甲子園出場に貢献。大会初登板だったが「不安はなく、楽しみだった」と強心臓ぶりも遺憾なく発揮した。球速は120キロ台ながら内外のコースを丁寧に投げ分ける投球術は、馬淵史郎監督に「全ての高校球児のお手本」と言わしめる。 父由知さんと2歳年上の兄由樹さんも明徳義塾野球部OB。「父が投げ方を厳しく指導してくれた」ことが、投手としての原点だという。父と兄、2人の思いも背負ってマウンドに立つ。 ◇攻守の要、頼れる主将 鈴木大照捕手(2年) 攻守の要で頼れる主将。「練習では厳しく、練習外では仲良く、メリハリのついたチームにしたい」と、学年を問わず積極的なコミュニケーションを心がける。時には練習の甘さを指摘し、64人の大所帯をまとめ上げる。 昨年春ごろ、好調なバッティングを買われてレギュラーに定着。夏は3番を任された。俊足と強肩の持ち主であり、一塁と外野を守るユーティリティープレーヤーとして活躍した。新チーム発足後は正捕手として投手陣の持ち味を引き出す。 2019年秋の明治神宮野球大会1回戦では、豪快な3点本塁打を放って球場を沸かせた。「センバツではチーム一丸となって頑張りたい。甲子園でホームランも打ってみたい」と意気込む。