史上最高額は誰だ!? 日本人、歴代移籍金ランキング1~10位。1位は中島翔哉!
欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。今回は、歴代の日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。
10位:中島翔哉(なかじま・しょうや) 生年月日:1994年8月23日 移籍先:アル・ドゥハイル(カタール)→ポルト(ポルトガル) 移籍日:2019年7月5日 移籍金:1200万ユーロ(約19.2億円) 元サッカー日本代表の中島翔哉は、2019年夏にカタールのアル・ドゥハイルからポルトガルのポルトへ移籍した。1200万ユーロ(約19.2億円)の移籍金は歴代日本人移籍金ランキングの10位に入る高額取引だったが、ポルトにとっては格安だったと言えるだろう。 中島は、2017年夏にFC東京からポルトガルのポルティモネンセへ移籍して名を上げ、2019年2月にアル・ドゥハイルへ移籍した。そのときの移籍金が3500万ユーロ(約56億円)で、ポルトはその半年後におよそ3分の1の金額で中島を獲得することに成功している。ただし、ポルトが獲得したのは中島の保有権の50%のみとされているため、実質的にはもっと高額な取引だったはずだ。 ポルトガルの名門クラブであるポルトで10番の背番号をつけることになった中島は大きな注目を集めたが、9月のポルティモネンセ戦でセルジオ・コンセイソン監督に激怒される事態が起きた。守備の強度不足が問題で指揮官の怒りを買い、その様子は翌日の紙面で大々的に報じられるほどの騒ぎとなっている。この一戦で評価を下げてポジション争いで後退してしまうと、新型コロナウイルス感染拡大の影響による中断もあり、リーグ再開後もプレーする機会はなかった。 ポルトはこのシーズンにリーグ優勝を果たしたものの、中島は大きなインパクトを残せず、2021年1月にアル・アインへ、同年夏にはポルティモネンセへ、それぞれレンタルで加入し、2022年夏にフリーでトルコのアンタルヤスポルに移籍した。